日本酒サークル探訪・第1回

日本酒サークル1秋田ゆかりの会(Akita Sake Club)

不定期で国内外の日本酒サークルを紹介していきます。

 

第1回は、驚きのニューヨークから、です。

アメリカに住もう、ましてやニューヨークを目指すような人たちは独立独歩で、集まって何かするなんて考えないよね、きっと。……ある意味、当たっています。

でも、あるんです、日本酒サークル。その名も「秋田ゆかりの会(Akita Sake Club)」。そう、秋田出身の人たちや秋田の美酒を愛する人たちが、秋田の銘酒や名産物を紹介しよう、と集ったものです。幹事長の山本正俊さんが中心となってスタートしたのが2006年6月のこと。この時は「美酒王国秋田の会」という名称でした。

スタートからしばらくは、当初の目的通り、秋田のお酒の利き酒会などを開いていたのですが、何度か開催するうちに、他都道府県出身の人たちもお客さんで来るだけでは物足りなくなり、それならいっそ、みんなでやりましょう、ということになったのだそう。唯我独尊でがんばるJapanese New Yorkerも、気心の知れた人たちで集うのは、やはり居心地が良いものでしょう。

現在は冒頭の「秋田ゆかりの会(Akita Sake Club)」と名称を変えて、春と秋に開催。秋田のお酒は多いけれど、垣根なしにさまざまな地域のお酒が楽しめ、おつまみとして各地の名物が並ぶ人気の会となっています。

そして、日本時間の明日11月17日9時〜11時、現地時間11月16日19時〜21時に、「第十三回『秋田ゆかりの会』利き酒会」が行われます。

お料理には、「きりたんぽ」から、「秋田味噌使用ハニー地鶏」、「味噌豆腐」、「燻りがっこ、ちょろぎ」の漬物といった秋田名物がずらり。ほかにも、各県の名産が期待される模様。

また、5月の会に引き続き、入場料のうち$10が被災地支援の義援金となるチャリティ・イベントともなっています。

お近くにいらっしゃったら、ぜひ、足を運んでみてください。

左から、「THE JOY OF SAKE」でもご紹介したきき酒師で日本酒PR会社酒ディスカバリーズ代表のチズコさんも秋田出身。そして、幹事長でサン・ポップ・インターナショナル・コーポレーション社長の山本正俊さん、チズコさんのご主人で映画の編集をされているジミー・ヘルトンさん。

これからも、各地の日本酒サークルを紹介していきたいと思います。自薦他薦問わずですので、ぜひ、ご紹介ください。お待ちしています。

 


「THE JOY OF SAKE」in NY、そして東京で

THE JOY OF SAKE NY報告!

11月に入りましたね。今年も残すところあと2ヶ月となりました。
余談ながら、10月1日が「日本酒の日」なら、11月1日は「すしの日」なんだそうな。他にもいろいろあるようですが。

さて、先月後半、ほとんどとんぼ返りのような状態でニューヨーク(以下、NY)に行ってきました。
というのも、今年、11年目に入った日本酒イベント、 「THE JOY OF SAKE」 を見てみたかったからなのです。10年目という節目の年だった昨年は、日本でも初めて開催されたので、参加された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日本酒人気も定着したNYでは、数多くの日本酒の試飲会が開催されています。その中の一つが「THE JOY OF SAKE」。主催しているのは「国際酒会」。ハワイに本部があり、日本酒の美味しさと文化を海外に広めることを目的に設立された非営利団体です。2001年にハワイ・ホノルルで第1回が開かれ、2004年からNYでもスタート。 サンフランシスコで開かれる年もあり、日本以外の国で行われる日本酒専門の試飲会としては、最大規模なのです。

まず、300種を越える日本酒がエントリーする全米最大規模の鑑評会「全米日本酒歓評会」が9月にホノルルで行われ、吟醸酒、純米酒などカテゴリーごとに受賞酒が決定。その結果を携えて、高級レストランなどが提供する酒肴、オードブルの料理とともに日本酒を楽しんでもらおうというものです。ホノルルでは9月9日に開催されました。

今年のNYの会は東日本大震災からの復興支援ということもあり、日本の外務省との共催でした。収益の30%が津波で酒蔵や家を流されてしまった岩手県と宮城県の蔵元に寄付されるそうです。

また、会場は、チェルシー地区にある、かつて倉庫だった建物の1階と地下の2フロア。趣きがあり、それぞれ様子もちょっと違って、とってもすてきな雰囲気でした。 その様子は写真でご覧ください。

そして、いよいよ「ジョイ・オブ・サケ・東京」。11月8日(火)の開催まで1週間を切りました。

326種類というプレミアム・サケに加え、NYからは「炙り屋錦之介」ほか、日本からは「Nobu Tokyo」ほかといった、有名飲食店がずらりと揃い、自慢の酒肴やオードブルを提供します。
いつもとちょっと違ったお酒の会に、ぜひ足を運んでみましょう。

「ジョイ・オブ・サケ・東京」

日時 2011年11月8日(火)/午後6:00~9:00
会場 五反田 TOC ビル
13階特別ホール
料金 ¥8,000(お一人)
※収益の一部は、東日本大震災で家族を失った蔵元への義援金とする。

ーー「THE JOY OF SAKE」in NYーー

出足は意外にゆったり。旧倉庫とはいえ、風情のある建物だったなぁ。
鏡開きで会がオープン。樽酒はもちろん、来場者にふるまわれた。
カテゴリー別に分けられているので、同じ銘柄でも数カ所に分かれることも。スポイトで自分の器に移す鑑評会方式で、東京の会も同様。
料理カウンターの前にも常に人だかりが。
パーティに人気だというおむすび。おむすびもそれぞれかわいく、ディスプレイも華やかだ。
カウンターの奥で盛りつけながら提供。人気のブースは作れど作れど追いつかない。sakeのお供にボリューム感のある肉料理も。欧米らしい。
スポンサーでもある「WORLD SAKE IMPORTS」に委託している蔵元さんたちもNY入り。
きき酒師で日本酒PR会社酒ディスカバリーズ代表のチズコさん(中央)は昨年、 「THE JOY OF SAKE」鑑評会の審査員も務めた。  
あっという間にこの込みよう。
左が「WORLD SAKE IMPORTS」の代表であり、「THE JOY OF SAKE」の元会長、現在は理事のクリス・ピアース氏。