実は、dendenイベントも進行中……。

蔵籠りから解放された蔵元さんが主役です

『手取川』吉田さんと『真澄』宮坂さんによるイベント

「KAIKOH 邂逅 VOL.1 酒は何ができるか」

中身の濃いイベントになりそうです。
お早めにチケットを入手してくださいね。

 

ところで、先週末にこんなイベントを開催しました。

dendenブログの主催で申し訳ないのですが、ご報告させてください。

===「日本酒片手に vol.1 〜鉄道を語ろう〜」===

ゲストも豪華なら、客席も豪華!

「日本酒があれば鉄道はさらに楽しい!」 というわけで、呑み鉄入門イベントです。鉄分の強弱、日本酒度の高低に関わらず、楽しんでいただこう、と、鉄道好きな蔵元さんを代表して、『萩の鶴』(萩野酒造)の佐藤曜平さんをお招きし、お酒をいただきながら、鉄道の楽しさ、お酒の楽しさを語り合っていただくものでした。

ゲストには(酒≧鉄)佐藤曜平さん(萩野酒造・八代目蔵元)、(酒≦鉄)入江一也さん(JTBパブリッシング・交通図書編集部)、(酒<鉄)南田裕介さん(芸能マネージャー。ホリプロ所属)、(酒>鉄)近藤淳子さん(アナウンサー。日本酒きき酒師、女性限定日本酒会、ぽん女会主宰。ホリプロ所属)、という面々。

「どうなるのかな……?」
主催したにもかかわらず、まったく予想できなかったのですが、始まってみればみんな楽しそうで。ほっとするやらうらやましいやら。

 

さて、このイベント、VOL.1というだけに、VOL.2もあって、さらにVOL.3も決まっています。

VOL.2は今週末に迫っています。

 

===5月31日「日本酒片手に vol.2 〜音楽を語ろう〜」===

プロ級のプレイで盛り上げます。

日本酒があれば、音楽はもっと楽しいーー
富士の麓で『白隠正宗』を醸す蔵元DJ? ……DJ蔵元? …… DJ TAKASHIMAが、富士山と千本松原を眺める静岡県「原」宿からやってきます。「若手の夜明けspin-off・福岡」で、日本酒試飲会の常識を覆し、作り上げた空間は、今や伝説。
主催者特権で「山下達郎&吉田美奈子time」もリクエストいたしました。この場に合わせてスペシャル・エディットしたものを持ち込んでくれるそう。
スペースはあの西麻布「新世界」。名作「上海バンスキング」で知られる元・「自由劇場」。
【 日 時 】  2014年5月31日(土)、17時30分~22時30分
【 場 所 】 「音楽実験室 新世界」東京都港区西麻布4-5
【 ゲスト 】 蔵元DJ・高嶋 一孝(高嶋酒造) さん 一時はプロを目指したDJの道を捨て家に帰って酒造りに入る。が、今も時間をみては地元静岡県内を中心に活動を続けている。
現役DJ・DJ b.g.l さん ローカルの中でも熱い、静岡・沼津をベースに活動しつつ、東京にもたびたび参戦。techno、jazz、house、abustracと網羅する。
【参加費】  予約2,500円・当日3,000円(試飲2種とグラスのデポジット込み)
【参加方法】「facebook」か、「こくちーず」で参加表明。

 

===6月23日 「日本酒片手に vol.3 〜蔵人を語ろう〜」===

左:『磐城壽』と鈴木大介専務、右:『玉川』とフィリップ・ハーパー杜氏

イギリス人杜氏として、また独特の酒造りと斬新なアイディアで、飲み手のみならず造り手にもファンの多い木下酒造のフィリップ・ハーパー杜氏。
野太い「海の男酒」を醸した海辺の町から、東日本大震災によって山間の町へ仮移転を余儀なくされている鈴木酒造店の専務・鈴木大介さん。
奈良県の梅乃宿酒造で、蔵人として先輩・後輩の間柄だった二人。震災の後、届いたハーパーさんからの手紙は鈴木さんを元気づけました。一緒に働いた当時のことや、その後の交流などを伺います。
酒造りの世界でも、杜氏制度や修行の習慣が形を変えつつある今、一般には見えにくい蔵人の生活や仕事の様子などは、飲み手の胸にも刻んでおきたいことがらかと思います。
【 日 時 】   2014 年6 月23 日( 月)、18時30分 ~21 時(18 時受付開始)
【 場 所 】  「3331 Arts Chiyoda」/ 東京都千代田区外神田6丁目11-14
【ゲスト】  フィリップ・ハーパーさん(木下酒造)、鈴木大介さん(鈴木酒造店
【参加費】  予約4,500円、当日5,000円
【参加方法】「facebook」か、「こくちーず」で参加表明。

お待ちしてまーす。


「いいね!ランキング」上位蔵に聞く〜 中野BC

同年代の女性にもっと日本酒を!と16位の『長久』『紀伊国屋文左衛門』

 「おじいちゃんが『長久』をよく飲んでいたんです」と懐かしい思い出を話してくださったのは、中野BCさんで、インターネット関係を担当されている山中真梨奈さん。まだ20代前半という彼女に、いきなり脱線ですが、日本酒の印象を伺ってみました。

「正直言って、入社するまでは、日本酒って、年齢の高い男性のものと思っていました。学生時代のおいしくないお酒のイメージもありましたし。でも、地元企業として誇れる会社であり、それを広める手伝いができたら、と思いまして入社を希望。入社しておいしいお酒、おいしい飲み方を教えてもらい、女性にとってもおいしく飲めて楽しめるものだと、改めて感じています」

お友達は?と聞いたところ、「日本酒を理解する女友達はまだ少ない」とのこと。

若い女性の日本酒ファンが増えたと話題になったりもしますが、山中さんが話してくれたことが、実は、まだ大多数の声でしょう。ということは、その良さを知らない人がまだまだいる、まだまだ広がる可能性がある、ということですね。

さて、本題です。

ホームページにネットショップ、ブログにfacebookにTwitter……と、インターネット周辺で対応しなければならないことがどんどん増え、選任スタッフを置く酒蔵さんも増えてきました。

社員数約140人という中野BCさんで担当されている山中真梨奈さんも、その周辺をカバーするため昨年夏に入社。ご多忙な専務から引き継いで半年ほどになります。

1日1回の投稿を心がけ、「いいね!」の増加が集中している時間帯の前にはアップするようにしたり、インサイトも参考にして記事のアップを考えるといいます。

写真がきれいだなぁ、と思ったら、カメラは会社に常備している1眼レフ。加えて、学生時代(ワリとつい最近のこと^^)にフリーペーパーを作ったりしていたのだそう。写真加工ソフトのphotoshopも使いこなして、演出しているそうです。

「きれいな写真を心がけているのは、女性にもっと参加してほしいから。やはり、まだまだ周りには同年代で日本酒の良さに気づいていない人が多いんです」

梅酒で人気の蔵元さんですから、梅酒のファンとしてFBに参加した人たちにも、日本酒のおいしさを知ってほしいところですね。

蔵見学やイベントに来られたお客さんは本人の承諾を得られればなるべく載せたいということで、『月向BAR2012』で、梅酒の瓶を象った「イイね!」の手形プレートを作って持ってもらったところ、みなさん、楽しんで参加してくれたそうです。シェアしてくれた人もいたとか。掲載の承諾が取れない時には、人物を小さくしたり、顔をぼかしたりとの配慮は忘れないようにしています。

2月3日には『日本酒BAR 2013』がありますから、きっと日本酒版の「いいね!」プレートが登場する、のかな? ぜひ、「日本酒『いいね!』アルバム」を作ってもらって、シェアさせていただきたいです。

ところで、この「日本酒BAR2013」、最初に500円でお猪口付きの1杯めを買ってしまえば、後は用意されたどれを飲んでも1杯100円! 笑福亭由瓶氏の落語会はあるし、おつまみもあるし……、日本庭園を眺めながら、なんだか幸せな時間を過ごせそうで………行きたくなります………。

まだまだFBを活用しているのは若い年代が多いということを考えると、入門編的な情報をこまめに出していくことも日本酒ファンの裾野を広げることになります。

ただ、前述の通り日本酒はいわば初心者とのこと。今はいろんなことが新鮮で、好奇心のアンテナに次々と情報が飛び込み、間違えないようにと緊張感も持ってブログやFBの画面に向かっています。幸い、蔵のみなさんがいろんな質問に快く応えてくださるので、今はいろんなことを吸収するのが楽しい毎日だそうです。

「日本酒は昨日今日できた新しいものではないので、深い知識を持った方達も見ることになります。より正しい情報を発信するためにしっかり学んでおかないと……」

1本のメッセージを書くだけでも慎重に慎重を重ねてのことといいます。

山中さんは、ユーザーの方々に向けての発信に加え、社内にもFBの発信や共有を呼びかけています。

例えば、酒蔵見学にいらした方が抽選のプレゼントに当たってFBに喜びと感想のコメントを書き込んでくれたことがあり、さらにそれを社内で共有できたのだそうです。それもFBならではのこと、です。だから、

「お客様が積極的にコメントを寄せてくれるFBという場では、お客様と接する機会があまりとれない現場の人たちも、日頃、自分たちの造っているお酒がどのように受け止められているのか、どんな人たちが飲んでくれているのかを直接知ることができる場であると思っています」

そこで、見ることはできても、返事を返したいけれど投稿は苦手、という人たちのために、素材や意見を預かって、代わりに投稿することも積極的に行なっています。

さまざまな角度からFBを使い切っている、そんな風景が見えてきます。

さりげなく季節の便り。/手作りの「イイね!」プレートと笑顔がすてきです。/もろみが1週間で変化する様子を紹介。

 ところで、日本酒に加え、和歌山ということで梅酒等の果実酒で知られる中野BCさん。「BC」が気になっていたのですが、「Biochemical Creation」の略で生化学の創造を意味するとのこと。日本酒、梅酒、それらから派生する健康食品、化粧品など、幅広く作っていらっしゃいます。日本酒と梅酒の製造時期がちょうど反対なので、情報発信のテーマには困らないようです。

アンケートの結果はこちら

 


「いいね!ランキング」上位蔵に聞く〜 天吹酒造

macヘヴィユーザーの社長自ら投稿!で11位の『天吹』

最近、何かと目が離せない九州の日本酒。それを引っ張っているのが佐賀県、と言って良いでしょう。

今回、お話を伺ったのは、そんな佐賀県から、一昨年(平成22年)のNHK紅白歌合戦「僕のふるさとニッポン」のコーナーで、嵐の大野智さんが酒造りを体験した蔵として一躍、若い女性にも知られるようなった天吹酒造さんです。300年の歴史を持ち、東京農大中田教授が開発した花酵母を早い時期から積極的に取り入れて、バラエティ豊かな酒造りをされていることでも知られています。

 「担当者 社長 木下武文」、……社長さま? ……旭日小綬章を叙勲された?

失礼ながら、最初、担当者欄にお名前を拝見した際には、特に名前の記載がない訳は何人かで担当されているので、社長が代表して、ということなのかと思いました。

ところが、お話を伺うと、「あの頃はmacしかなかったからね」、とおっしゃる、筋金入りのmacユーザー! eメールも一般化されて間もなくアドレスを取得したものの、「知りあいでメールやってる人が少なかったから、当時はあまりやり取りすることもなかったけど」と、まさにネット社会の創世記を歩まれて来た方なのでした。

今もfacebook(以下、FB)はもちろん、HPもTwitterもご担当されているのだそうです。

「FBは去年の9月11日から。今年のお年賀にも、『FBをはじめましたので、“いいね!”をお願いします』って書いたんですよ。叙勲や鑑評会で金賞をもらった時のコメントに『いいね!』をたくさんいただいた時は嬉しかったですね」

積極的に活用されています。

Twitterは、そのずっと以前からはじめられていて、FBを知って、Twitterより良さそうだと平行してFBをはじめられたのだそうです。

そんなに多くを担当されていて、FBの更新も苦にならないんですね?と伺うと、

「今思うと、中学の頃、日記を書いていたんよ。だからその感覚で。だけど、こちらは、くどくならないようにということには気をつけて、さらっと読んでもらえるにはどうしたらいいかな、と考えながら書いてますよ」

HPのコラムも書かれているので、その書き分けも伺いました。

「HPはじっくり読んでもらえるので、ちゃんと説明して書ける。FBは、例えば同じことを書くとしてもポイントを絞って2〜3回に分けてアップするように書きますね」

読者の負担にならないように1回の投稿のウェイトを軽くする、という気遣いがあります。それが何度も訪れてもらえる秘訣。そして、それぞれの投稿には必ず、発見や気づきや面白さが入っているように、と気を配る。さらっと読んでもらうためには、さらっと書くわけにはいかないんですね。

そんな投稿を、少なくとも週に3回はアップしたい、とおっしゃいます。そのためには、気づいた時に、時間がある時に、何回分かを書き貯めて、ストックしておくのだそうです。そして、アップする日のトピックなどを少し取り入れたりしてアップします。

「毎日考えるのはたいへん。自分が苦痛になってはしょうがないからね」

社長業務のお忙しい中でこまめにアップできるのも、そういった陰の工夫がありました。ブログでもFBでも、あまり間をあけないことが読者とのコミュニケーションを続けるためには大切です。

国内でのイベントや海外営業があった際、社長が不在の際に特徴のあるお客様が見えた時には、それぞれの担当者に書いてもらいますが、それ以外はご自分で書き、スケジュール管理もされています。しかも、社員の方の原稿は必ずチェックし、時には手直ししたりして、アップするのは社長ご自身です。

「いろんな人が見てくださるものですから。そして、酒造りの状況、飲み方の提案、など、すべて『お知らせ』として書くようにしているんです」

とはいえ、酒造り以外の季節、夏場は“ネタに困る”……。どこのお蔵さんも同じ悩みをお持ちです。

「だから、何をするにもネタ探し(笑)。花がきれいだな、と思ったら、『あ、これを上げよう』とかね。そのためにも、何事にも関心を持ち、好奇心を持ち続けることが大切です」

また、名刺や年賀状に「facebookはじめました」と入れたり、TwitterにもFBのアドレスを入れたり。また、直接、蔵で買ってくださったお客さんにはお礼のメールを送るのだそうです。ところが、社長と名乗らずに送ることがほとんど。

何気なく受け取ったメール、社長さんからかもしれません。

もちろん、そういった努力は会社の宣伝のためです。しかし、最終的な目的はそれだけでない。一番大切なことは、日本酒の良さを多くの人に気づいてもらうこと。

「どうやったら、日本酒に興味を持ってもらえるか、そのための情報を出さんといけない」

あれも言いたい、これも言いたい、でも書きすぎては読む方が食傷しないように、淡々と酒と酒蔵の魅力を伝え続けていく。それが日本酒全体の人気につながるFBの役目と考えておられるのでした。

文章同様、写真も伝えたいことにフォーカスして。1シーンを載せるためには最低10カットは撮るそうで、以前はデジカメ携帯、今はiPhoneで。左の収録風景は「このまちであなたと」。1月9日水曜日22時54分からSTSサガテレビで放映予定。

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