「JOY OF SAKE TOKYO 2013」〜東京の場合。

神に捧げる優美なフラダンスを楽しめる贅沢!

ハワイで行なわれる日本酒鑑評会「全米日本酒歓評会(U.S. National Sake Appraisal)」」に出品されたお酒を味わってみよう、というのが「JOY OF SAKE」。だから、輸出に積極的な酒蔵さん、海外ではどんな風に味わわれるのだろう、と意欲的な酒蔵さんなどが、主に出品します。

「日本酒フェア」の海外展開版的なSAKE PARTY

輸出する場合は、アルコール度数の有無で関税に差が出ることもあり、ほとんどが純米酒。そして、大まかに言ってカジュアルなお酒は現地生産、高級なお酒は日本からの輸入品で、という位置づけになっていることもあり、日本から「JOY OF SAKE」に出品されるお酒は全て特定名称酒で競われます。

そんな「JOY OF SAKE TOKYO 2013」もあと1ヶ月を切りました。

お酒も楽しみですが、お酒と一緒に味わえるおつまみも大きな魅力。東京、地方を問わず、有名・人気レストランや居酒屋さんが、この日のための特別メニューを作ってきてくれます。数に限りがありますので、お早めに。

以前、NYの様子もリポートしましたが、ここでは359銘柄が出品された去年の様子を。

***** 参加レストラン・居酒屋 *****

「アルポルト」「重慶飯店」「Passo a Passo」「霞町三〇一ノ一」「Danlo」「越乃寒梅 Manjia(マンジャ)」「葡呑(ぶのん)」「福わうち」「白金バル」「酉玉」「駒八」「地酒遊楽 裏や 酒菜家 野崎酒店 醸蔵(かもぞう)」その他……

*****11月7日 「JOY OF SAKE 2013 TOKYO*****

日 時:2013年11月7日(木) 18時~21時
場 所:五反田TOCビル(13階特別ホール)
入場料:8,000円($85)
チケット:購入方法はこちら。または、以下で販売中。
「JOY OF SAKE」オンラインチケットストア
CNプレイガイド:セブンチケット(セブンコード:025-035)
チケットぴあ:Pコード624-645 / e+(イープラス
問合先:「JOY OF SAKE」事務局
http://www.joyofsake.jp/

 

 


「いいね!ランキング」上位蔵に聞く〜泉橋酒造

「とんぼ」のメッセージがじんわり伝わり5位の『いづみ橋』

5位あたりまではほぼ定位置となっている「いいね!ランキング」。一気に増やして逆転、または反対に越されないよう、気にしているのかいないのか?

「実は気になっている」というのは泉橋酒造の専務、橋場由紀さんです。

でも、今のところはマイペースでいこうと思っているのだそうです。というのも、順位を追うよりも伝えたいことがはっきりしているから、ということのようです。

 神奈川県海老名市の地酒、『いづみ橋』さんは、とんぼのマークでお馴染みです。とんぼ、ヤゴ、最近は雪だるまの下にひっそり息づく卵も加わりました。

社名は「泉橋」銘柄は『いづみ橋』なのに、どうしてキャラクターは「とんぼ」なのか、ご存知でしたか?

Facebook(以下、FB)やホームページ(同、HP)をご覧の方はきっとご存知ですね。

青空を写しヤゴが泳ぎ回る夏の水田、波打つ黄金色の穂の上をとんぼが飛び回る秋の田んぼ、春を待つ卵が静かに眠る休息の田んぼ。そんな光景が見られるのは、田んぼに農薬が使われていないから。

「いづみ橋」のおいしいお酒はそんな田んぼで育てられた無農薬のお米だけから造られていることを「とんぼ」が語っているのでした。

酒造りがオフシーズンに入る春になると、苗作りや田植えなど、仲間が集まって半年ぶりの作業風景がアップされ、それから秋にかけて稲刈りなど、FBには、楽しそうな酒米作りの様子や田んぼの生きものたちが随時、報告されています。自分たちで米作りも行なっているのです。

みんなで米を作るようになったのは18年も前!のことなのだそうです 約80人でスタートし、今では200人以上に。きっと、毎年、楽しみにして集まって来られるのでしょうね。お迎えする側も食事の用意やら大変そうですが、それもまた、楽しい。

そして、酒造りの季節になると、酒蔵での仕事に関する話題が多く登場。1年を通してみると、お米から日本酒ができるという全容を知ることができます。

というのは、一歩引いて、泉橋酒造の作業風景を通して、「酒蔵というところが日々どんな仕事をしているのか知ってもらいたい」という視点を、伝える側が常に持っているせいかもしれません。

泉橋酒造独自のこと、酒造りの一般的なこと……、そう考えると、いろいろ目に入り、アップしたいことが多すぎて……。しつこくならない程度に、と、ぐっと自分で抑えているのだそうです。

また、添えるコメントも、それぞれ一言というわけではなくちゃんと説明されているのですが、ここで、もうひとつ心がけていることがあります。それは、「続きを読む……」をクリックしなくても読み切れる長さに留める、ということ。

「多くの人は、ぱっと見て理解して次へ行きたいものだと思うのでーー。でも、社長はブログも書いている影響で、長くなりがちなんですよね(笑)」

FBはご主人で社長の橋場友一さんと由紀さんのお二人でそれぞれアップしていますが、文章量も見分けるポイントのようです。

内容や時間がダブらないように、調整しながらやっているので、かち合ってしまった時には、どちらかがボツ、ということになってしまうそうです。

ところで、由紀さんが個人的にFBをはじめたのは2011年2月。同時にTwitterもはじめたのですが、その1ヶ月後に東日本大震災が起こり、期せずしてソーシャルメディアの利便性を実感することとなったそうです。

また、社長は、震災後に酒蔵、飲食店、酒販店、愛飲家をつないで義援金の協力を訴えて多くの賛同を得た「ファイト!日本、義援金プロジェクト」の事務局にもなっていて、そちらでもソーシャルメディアは、大活用されたそうです。(記事はこちら

HPも、18年も前に知人がいち早くHPデザインをやりはじめたことから、開設することとなった泉橋酒造さん。HPの存在自体が珍しくて、新聞で紹介されたほどだったという、長いHP歴です。ただし、更新は若干の手間がかかるため、もっと頻繁に気軽に更新したいと思っていたのだそう。FBの手軽さは待っていたメディアと言えるようです。

そして、FBをスタートした矢先に「いいね!日本酒。」からお声をかけさせていただき、ご参加いただいた。当初は順位が気になり見るのもためらわれたというランキングも、気がつけば上位の常連。今では、この位置をキープするかさらに上にいくか、と良い意味で刺激になっているそうです。

中央の“ヌケ”の良すぎる写真は泉橋酒造さんの蔵の周りの風景。よく見ると月も浮かんでいます。都心のすぐ近くと思えない、豊かな環境です。左は話題の雪だるまラベル。雪(由紀)の結晶もすてきです。右の写真は一昨年のものですが、あまり見ることのできない生酛作りの様子。

アンケートの結果はこちら
facebookの「いいね!」ランキングはこちら


パーティ気分で出かけよう!「THE JOY OF SAKE TOKYO 2012」

今年も揃いました、おいしいお酒とおいしいおつまみ

今年も目前に迫りました「THE JOY OF SAKE TOKYO 2012」。11月6日に東京五反田TOCビルにて開催されます。
ハワイ・ホノルル発、ニューヨーク&サンフランシスコ経由で、10年目という節目の記念に東京上陸を果たしたのが3年前。
ホノルルやニューヨークで開催される、雰囲気をそのままに、いつもの試飲会とはひと味違ったスタイルで楽しませてくれます。パーティ気分で、ちょっとおしゃれしてでかけてみませんか。

華やかに楽しめるこのイベント、実は、ホノルルで審査が行なわれる国際酒会主催「全米日本酒歓評会」というアメリカ最大の日本酒コンペティションの出品酒を味わう会なのです。カテゴリーごとに置かれたお酒の前には、鑑評会さながらに蛇の目のきき酒猪口とスポイト。アメリカンテイストも加わって選ばれた入賞酒、味わってみたいですよね。

出品酒は、日本はもちろん、アメリカやカナダからも届き、「大吟醸A」(精米歩合40%以下)、「大吟醸 B」(精米歩合50%以下)、「吟醸」、「純米」という4つのカテゴリーに分けて審査されます。審査員はアメリカ側から5人、日本から5人の計10人によるブラインドテストで、審査基準はバランス、香り、味、総合評価の4つ。ただし、吟醸酒では重視される香りも純米酒ではこだわらなくて良いなど、酒の種類による特性も考慮しているそうです。
それらの中から、2段階で審査され、金賞、銀賞が選び出されるのです。

今年2012年度も、「いいね!日本酒。」参加蔵の方々がたくさん入賞されています。
その中で金賞受賞は、佐賀県の天山酒造さんが『大吟醸 飛天山』(大吟醸A)、『七田 純米吟醸』(吟醸)、『地酒 天山』『七田 純米』(純米)と、4つの金賞を受賞したのをはじめに、山口県・酒井酒造さんが『五橋 吟醸原酒』(吟醸)、『五橋 イセヒカリ 木桶造り 生酛純米酒』(純米)のダブルで、新潟県・尾畑酒造さんの『真野鶴 百弐拾式 大吟醸原酒』(大吟醸 B)、新潟県・吉乃川さんの『越後純米』(純米)が、それぞれ金賞を受賞しています。
おめでとうございます!

さらに、金賞受賞酒の中からこれまでの累計得点トップに贈られる「エメラルド賞」、各部門上位3位となる「ベスト3ゴールド賞」と最高得点の「トップゴールド賞」が設けられています。
会の冒頭で表彰式も行われますので、ぜひ、最初から来場して祝福の拍手を送りましょう。

後は、おいしいお酒と、名店の料理を楽しむだけ。
今年の参加レストランは以下の通りです。
「アルポルト」「重慶飯店」「Passo a Passo」「Cave de Gamin et Hanare」「霞町三○一ノ一」「DANLO」「白金 Baru」「越乃寒梅 Manjia」「葡呑」「酉玉」「駒八」「地酒遊楽 裏や  酒菜家・野崎酒店・醸蔵」「福わうち」

では、去年の様子を見ながら今年を楽しみに待ちましょう。
併せて、去年のNYリポートもご覧下さい。

THE JOY OF SAKE TOKYO 2012
日 時:2012年11月6日(火) 18:00〜21:00
場 所:五反田TOCビル 13階特別ホール
入場料:8,000円 ($100)


想像以上の盛り上がり、西条「酒まつり」〜前編

どっちを向いても楽しそうな顔! あらゆる場所がイベント会場

お伝えしていた通り、行ってきました、西条「酒まつり」。
10月6、7日の2日間行なわれた、初日の6日でした。

「酒まつり」のスタートは、御建神社内にある松尾神社から酒林の神輿が担ぎ出されてメイン会場へ。

もちろん、覚悟はして行ったんです。
ものすごい人出、ものすごい混雑、ものすごいお酒、ものすごいゴキゲンな人たち。

でも、最後にはちょっと飲めるかな。楽しそうだなぁ。きっと、思ったよりもエリアは狭くて、2日で25万人なんて言っても、実はもうちょっと少ないだろうから……。

広島市内に宿を取っていた私を、動画担当のYさんが迎えに来てくれて、車で向かった東広島市西条。ところが、近づくにつれ、渋滞……、いやぁ〜な予感。

不安は的中し、やっとこさ、10時過ぎに会場に着いた時には、すでに人、人、人、で、ごった返しておりました。工事中で仮駅舎の小さな西条駅からは、いつ果てるともしれぬ人の波。そのまま、酒蔵通りへ、酒ひろばへ、と流れて行きます。もちろん、石畳が敷き詰められた酒蔵通りの、石畳なんて見えません。

ここへ突入して、さらにお仕事中の蔵の方に話を聞く……。
「こりゃ、無理だな」……。
Yさんと、ほとんど泣きそうな顔を見合わせ、すでに白旗上げてました。

「まずは、一番近い『賀茂鶴』さんへ行きましょう」

逃げて帰れないのがお仕事。まじめなYさんが、「きっ」と見据えた酒蔵通り。
ところが、かの方向から現れたのは、酒林神輿の一団。急遽、予定を変更し、まずはそちらを撮影に走る。最後には、「ミス東広島」?のきれいどころのおねえさんも続きます。

賀 茂 鶴 酒 造

さて、やっと「賀茂鶴」さんに到着です。酒蔵通りから1本入って、平行して延びる石畳に面した広い敷地。西条名物の酒蔵煙突が2本、伸びているのが見えます。実はこの本社蔵には全部で4本!立っているのです。

「賀茂鶴」さんは、米の旨味が生きた、すっきりした飲み口で人気のお酒。1990年のパリ万国博覧会にも出品し、名誉大賞を受賞という華やかな歴史のある蔵です。

いました、いました。入ってすぐの試飲会場で、ウェルカムドリンクをサービス中の太田さん。まずはここで「賀茂鶴上等酒」を一口。そして無料、有料の試飲コーナー、他業種とのコラボコーナーがずらりと続きます。

賀茂鶴酒造株式会社・営業部広報課・主任 太田裕人さん。
「例年おこなっている社員による「酒造り唄」の披露や、菰樽の菰巻き実演。本年は新しく、鏡開き(初日は1回、2日目は2回)をした後、その樽酒を振舞い、樽酒とチーズのマッチングを味わっていただくなどお越しいただいた皆様に楽しんでいただいています」
蔵の中でも様々な催しが。
豊富な種類のお酒を試飲してすぐに買えるのも「酒まつり」のいいところ。売るほどあります。

次に目指すは「賀茂泉」さん。酒蔵通りの一番奥です。

通りには、散策とお酒を楽しみながら、のんびり歩く人たち。みんな幸せそうな顔をして、お酒の感想なんかを言い合いながら、出店を冷やかしながら、次の蔵を目指しています。

「ふだんはあまり日本酒を飲まないんだけど……」、なんて声も聞こえてきます。ほんとにお祭りを楽しんで、ついでに日本酒に触れる、そんないい機会ですね。

酒蔵通りのちょうど中程にある、通称、くぐり門。かつてこの奥にあった芝居小屋「朝日座」のために設けられたもの。

そんなゆったりムードの人たちをかき分け、字のごとく、血走っている私ら。荷物は多いし、ほんと、いい迷惑でした……。

賀 茂 泉 酒 造

休憩できる配慮はさすが。ここまで来ると、休みたくなる。

やがて、建物の前にベンチが置かれ休めるようになっている、と思ったら、「賀茂泉」さんの蔵でした。30年ほど前に、酒蔵エリアの端と端、賀茂泉さんと賀茂輝さんとではじめたことが、こんな大きなお祭りになった。ずっと携わってきただけに細部に気遣いが感じられます。

賀茂泉酒造株式会社・常務取締役 前垣壽宏さん
「酒蔵のスタッフはもちろん、各団体から学生のボランティアまで、一丸となってみなさんをお待ちしています。ぜひ、来年もお越し下さい」
賀茂泉酒造株式会社・業務企画室・室長 渡邊伸司さん
「始まってからも裏はどたばたですが(笑)、楽しんでいただけたでしょうか」

地酒にこだわり、早くから純米酒に取り組んできた賀茂泉さんの芳醇なお酒が並ぶ試飲コーナーや仕込み水などが置かれた蔵を通り抜けると、中庭はワンダーランド。焼き牡蠣、竹酒、美酒鍋など様々なコーナーが設けられ、賑やかで楽しそうです。酒蔵コンサートの告知もあります。

大きな牡蠣がいい香りを放っていた。はい、頂きました。 
みんな楽しそうに竹酒を楽しんでいる。さすがにノリがいい。

会場によっては8〜9時頃まで開いているところもありますが、酒蔵は5時で閉館。飲み忘れに注意、です。

こんな大変な最中に押し掛けた取材班に、快くご対応いただきました蔵元のみなさま。深く感謝申し上げます。

Yさん渾身の撮影による映像「『2012酒まつり』延べ24万人が日本酒の秋を満喫!~東広島市」も併せてお楽しみください。

 

 


カップ酒のイメージを一新する「JUNGIN GLASS PROJECT」!

 

10人で飲んだら「11人いる!?」

まずは、岩手からスタート!

「純米酒BOOK」でお馴染み、純米酒をこよなく愛する!酒食ジャーナリストの山本洋子さんが、すてきなグラスのお酒「JUNGIN GLASS」  (525円)を世に送り出しました!

「カップのお酒って“オヤジ”なイメージ」。それも悪くはないのですが、手軽だから利用したいんだけどちょっと……、そう感じている人もいるのではないでしょうか?

実は、山本洋子さんは東日本大震災のあの日、取材中だった雪の秋田で被災されたのでした。

停電の暗闇の中で行く当てもなく、ふと思い出したのが知り合いの居酒屋さんでした。そこで、不安な気持ちでいるところに差し出されたお酒。一口含んで、ふっ、と気持ちがほぐれたそうです。そして、酒器も兼ねるグラスのお酒は、実はとっても利用価値、大。もうちょっとおしゃれだったら……、とアタマの隅に…。

そんな思いをどどっと込めたのが、「JUNGIN GLASS PROJECT」のシリーズです。

そういった経緯もあり、東北支援の「義援金」ならぬ「義援酒」と銘打って、10本売れたら被災地へ1本届く。誰かがそのお酒で、気持ちと体を温めてくれている。10人で一緒に飲んだら、きっと誰かもう1人を温めている。「11人いる!?」。

そうと構えなくても、手に取りたくなる、飲んだら何に使おうかなって思うすてきなグラスではありませんか?  きれいなグリーンで、重ね置きもできる(実は味が広がる工夫なのです)、底が滑らか、など、細かい配慮が詰まっています.。

このすてきなグラスをデザインされたのは川村明子さん。話題のヴィーガン(純粋菜食主義者)カフェ「Pure Cafe」「Cafe Eight」 のオーナーでもあります。実は、最近は日本酒も充実、という意味でもすてきなカフェなんです。置いてあるのは純米酒だけで、外国人客に人気だとか。

岩手を皮切りに東北六県を順次発売していくのですが、これは、ぜひ全国いってほしい、という私の勝手な願いです。

詳細は山本洋子さんのブログをご参照ください。ポスターはこちら

最後に、山本洋子さんからのメッセージです。

「今まで、日本酒を飲んでいなかった人たちに『あれ?  おいしい~っ』と思ってもらいたい!
もちろんお酒好きの人たちに『これ、うめー』を言ってもらいたい!
そして米の力で元気を出してもらいたいと思っています」