900種のお酒に美酒鍋、魅力の西条「 酒まつり」

家族で楽しめる酒イベント、ウワサの「酒まつり」へついに……

「日本酒の日」も、もうすぐですね。
この日が来ると、次は東広島市西条「 酒まつり」と思いを巡らせる人も少なくないのでは?

のんたと一緒に鏡開き

昨年、オープンして間もなかった「いいね!日本酒。」でも、facebookでご紹介しようと、賀茂泉さんの前垣専務にお話を伺ったのが、ちょうど1年前でした。懐かしいですねぇ。
「美酒鍋」がいかにおいしいかを熱く語っていただきました。

御建神社では、酒林を奉納

実は、「酒まつり」ってバラエティ豊富なプログラムなんです。
広島県東広島市にある西条は、酒蔵が軒を連ねる風情ある酒蔵通りで有名。それだけでも行きたくなるのに、「酒まつり」の期間、このエリアを中心に、町を挙げて様々にイベントが組まれているのです。
初日の朝、松尾神社のある御建神社へ詣でて、神輿も出る、まさに「酒まつり」。そして、メイン会場での芸能などのイベントに加え、各酒蔵で組まれている趣向を凝らしたスペースやイベント。そして、この時だけのスペシャルなお酒、メニュー。

23回目を数え、「酒まつり」もますますパワーアップ。「いいね!日本酒。」取材体制もパワーアップして賀茂泉酒造・渡邊課長、賀茂鶴酒造・営業部広報課の太田裕人さんにお話を伺うことができました。

また、既にfacebookでお知らせしているように、「オリジナル手ぬぐいを10名さまにプレゼント」して戴けることになりました。ありがとうございます。
行ける人も行けない人も、どんどんご応募くださいね。

さて、昨年は2日間で25万人!が押寄せたというこの「酒まつり」。そもそも23年前に始まったのが、賀茂泉さんたちのアイデアだったとか。その時のことを賀茂泉酒造・渡邊課長に伺いました。
「賀茂泉」さんは、早くから純米酒に取り組み、お酒本来の味わいにこだわる酒蔵です。

「中央公園(現在のメイン会場)で『1000人の居酒屋』を開いたのが始まりなんです。みんなではじめた小さなイベントがだんだん広がって町全体を取り込んで、5年前からは急激に増えてきていますね。今は、いらっしゃる方々にご満足いただけるよう、こちらも一所懸命です」

「酒まつり」が近づくと、社員ほぼ全員がその準備に掛かりっきりになるほど。

「『このお酒、おいしいねぇ』っていわれると、うれしいんですよねぇ」
みんなが直接販売員になって接客する、たいへんだけど、嬉しいひとときです。

それにしても、「1000人の居酒屋」が今や「5000人の居酒屋」。「酒蔵ツーリズム」、「酒蔵で町起こし」のお手本のようなはなしですが、23年も前にはじめたことなんですよね。

賀茂泉さんでは、酒蔵コンサートを開くことに加えて、この時だけの特別なお酒を販売するのだそうです。
「お酒は、何が出されるか分からないうちから予約が入るんですよ」と、うれしい悲鳴。甘党にはここでしか食べられない梅酒ワッフル。充実のスイーツも人気です。

「賀茂泉」さんのSAKE BAR(左)と、「賀茂鶴」さんのお客さんによる鏡開き

「酒まつり」の一番の楽しみ方は、酒蔵イベント、とおっしゃるのは、賀茂鶴酒造・営業部広報課の太田裕人さん。

柔らかな呑み口が特徴の 賀茂鶴さんのお酒は冷やしても良し、燗でもおいしくて、人気です。蔵元に設ける有料試飲コーナーでは、大吟醸酒を3種と、特別本醸造酒を1種試飲していただけるそうです(500円/4種類)。

「お酒の試飲販売、酒蔵コンサートなど西条酒造協会に加盟している蔵元各社それぞれ工夫を凝らしたイベントを開催しています。

また、象徴的なのが『酒ひろば会場』です。日本全国、約900種類のお酒を飲み比べることができます。通の方から、日本酒はよく解らないという方も、まずは飲み比べて、自分にあった酒を発見していただきたいですね。そして新しい日本酒の楽しみ方、フローズンカクテルや清流ハイボールなどの酒カクテルも楽しめます」
そして、もう一つ、というのが件の「美酒鍋」です。酒蔵で生まれた郷土料理。アルコール分は抜けているので、どなたでもおいしくいただけるのです。

まずは、スケジュールをチェック、ですね。

夜になってますます盛り上がるメイン会場(左)。酒つくり歌も披露。

お酒の好きな人はもちろん、家族連れでも楽しめる一大イベント。一度行ったら、もう来年が楽しみになるそうです。

そんな「酒まつり」に伝々、取材に伺うことになりました。戻りましたら、なるべく早くリポートをお伝えしますね。
それでは、西条でお会いしましょう!

西条「酒まつり」
日時:10月6〜7日
問い合わせ:酒まつり実行委員会
電話:082-420-0330
HP:http://www.sakematsuri.com/

賀茂泉酒造:http://www.kamoizumi.co.jp/

賀茂鶴酒造: http://www.kamotsuru.jp/

 



初の九州上陸控え、「若手の夜明け2012秋」TOKYO

興奮冷めやらぬうちに!?

まさか、20日も経たないうちに、同じテーマでアップするとは思いませんでした。それでも、もう出遅れてるようですが……。
というのも、「若手の夜明け」が1ヶ月後にいよいよ九州上陸となるからなんです。

次世代蔵元 九州場所 今夜も満員御礼!!「若手の夜明け2012 in 博多」
10月28日(日) the voodoo lounge にて。
詳細は上記、facebookでご確認ください。

さて、今回。
「第10回 若手の夜明け2012 ~あなたと次世代蔵元24人が「いいね!」と言っています」が渋谷シダックスホールにて、3部構成で行なわれました。

1部が終わった辺りに伺ったのですが、山本典正会長、既に青ざめてます。

「ヤバいです、1部からすごいことになっていて、2部はもっと………」
「え………」
「でも、試飲するなら2部が良いです。3部はどうなるか分からないから……」

結局、3部合計で1000人を超える方がいらっしゃったそう。
いつもはお酒を控えて取材に徹するのですが、つい、アドバイスに従いまして……。

10回目という記念の回、何かするのかと聞いてみたら、
「いつも通り、変わらないスタイルでやるのが、僕達のスタイルなんで」
でも、きっと、何かあるなぁ……。

前回、「全員集合写真とか撮らないの?」と聞いたら、そういえば「撮ったことないなぁ」と。10回だもの、きっと撮るよね。

それでは、ひやおろしの季節ですが、珍しく、とって出しリポートです。

「蔵元と語ろう」の第3部は、さすがに慣れた感じで、いろんなところで盛り上がっていましたね。
今回も、最後はなんだかぐっと来ました。


「いいね!ランキング」上位蔵に聞く〜 尾畑酒造

接戦エリアから『真野鶴』『与三作』で人気の7位、尾畑酒造さん

いいね!=ファン数ランキングの6〜12位は、カウントが400前後から500前後と、いつ入れ替わってもおかしくない状況。その中から7位、『真野鶴』『与三作』でお馴染みの尾畑酒造さんです。5代目蔵元、尾畑留美子さんにお話を伺いました。

ちなみに、偶然にも最近、伝々の周囲では、「佐渡の蔵を訪ねた」という声が立て続けに聞こえてきて、佐渡のお酒が注目されているようで、とても気になっていました。中でも尾畑留美子さんの「五代目留美子の蔵元日記」は、数ある飲食ブログで50位台に入る人気のブログです。

昨年、2011年2月20日から個人のfacebook(以下、FB)ページを始めた尾畑さん。その矢先に、東日本大震災が発生し、災害時にはソーシャルメディアがつながりやすいということが証明されました。ふと自社の通信環境を思い返したとき、ホームページはあるものの、それでは情報の行き来には充分ではない、より確かなものにしておく必要がある、と、感じたといいます。佐渡島、という離れた場所にあることもそう思わせる大きな要因でした。すぐに行動し、2日後の13日には会社のFBをスタートさせていました。

会社のホームページに部分的に関わり、そこに属するブログ「五代目留美子の蔵元日記」はもちろん全面的に担当、FBは会社ページと個人ページを管理し、負担にならない程度にTwitterにも情報を上げています。

幅広く担当する中で軸になっているのは、2007年11月から続けている『五代目留美子の蔵元日記』です。文章量も写真数も自由で、思いの丈を書き込めます。1回に書き込む量もアップする頻度も多くなっています。ただし、ブログも震災を機に引っ越し。いかに震災が尾畑さんに衝撃を与えたか、伺い知ることができます。

2本立てのFBですが、会社FBの方の内容は、より詳細な内容をブログ『蔵元日記』で紹介して連動する、という機能が主体になっているようです。加えて、その時々にイベント紹介やメディア掲載の紹介など、短い文章でも伝えられること。もうちょっと参加者が増えたら、FB内で記念のプレゼントキャンペーンやFB限定イベントを開催してみるのも楽しそう、といろいろ考えて楽しんでいらっしゃるようです。

一方、個人のFBでは、ご自分の写っている写真もアップし、親しい友人の方々とのやり取りを楽しんでいます。とはいえ、幅広いジャンルの交友関係から集まる友人たちであり、誰でも見られる公的な場所でもあるので、今の自分、つまり蔵元としての活動を伝えることが中心となっているようです。オープンということは、お酒のファンの方も来てくださることが少なくないという現実から、そんな人にも有益であれば、そして、その方達が個人のFBを経由して会社のFBの常連さんになってくれたら嬉しい、と言います。

会社のFBでファン数を増やすためにしていることを何か、と訪ねると、大きなことではないけれど強いて挙げれば、と話してくださいました。それが、これら複数のサイトを関連づけること、なのです。

「会社のFBでは、より詳細な内容を豊富な写真と共に掲載しているブログに飛んで見てもらえるような紹介の仕方を心がけています。FBはブログの内容を端的に伝える役割としても便利。そこからブログに飛んでもらいたいのですから、ポイントは押さえて、でも書きすぎてFBで完結しないよう。意外に難しいんです。

一方、個人FBでは、面識のない日本酒ファンの方が蔵元ということでメッセージを添えて申請して下さることも多々あります。なので、自分のページを訪ねて来てくださった方が、会社FBや商品にも興味を持って下さるよう、内容にも気を使います。

そして、全てを通して根底に流れるもの。それは読む人に気持ち良く読んで頂くこと。例えば表現方法も堅苦しくないように、けれども馴れ馴れしくなく、言葉遣いもきちんと。ブログもフェイスブックも実際その人に会っていないのに、言葉や写真を通してイメージが出来あがってしまいます。

特に短い文章というのは、自分が思うよりも書き手の「素」が出てしまうもの。さらに書き方によっては誤解を招いてしまうこともありますので、選ぶ言葉も慎重に。個人としてのFB、会社のFB共に、せっかくご縁でつながった皆様ですから、何か掲載する時にはその都度心の中で『こんにちは!』とまずご挨拶(笑)。そして蔵ならではの情報も盛り込みながら遠く離れた方々とも情報交換をしていければと思います」

映画会社で宣伝を担当されていただけに、情報の伝え方、伝わり方の大切さ、そして危険性をよくご存知だからでしょうか。でも、それだけに気配りは万全と思われます。

そして、次の課題は「写真」、と言います。
「私だって写真のすてきなページは見たくなりますから」
最近、新しいカメラを買ったのだと嬉しそうに話す尾畑さんでした。

これから尾畑酒造さんのFBが、どんな風に展開していくのか、楽しみですね。

海外普及にも熱心な尾畑留美子さん。オーストラリアでのプロモーションより(左)。工藤賢也杜氏ほか、蔵人たちも若い。

アンケート結果はこちら


「酒器自慢」〜器の形が味を決める『一献盃』

お酒の味をこんなに変える。まるで実験、なのに美しい酒器

ちょっと前になりますが、如水会館で行なわれた「岐阜の地酒に酔うin東京2012」に行きましたら、会場の前に焼きもののコーナーができていました。

「岐阜といえば『美濃焼』だもんね」と思って見ていたら、面白い器がありました。「美濃焼」といえば土もの、だと思っていたのですが、真っ白い、これはどう見ても磁器。しかも形が……。そして、これってどっかで見た……と記憶を辿っていったら……、思い出しました。山本洋子さんのブログで紹介されていて、面白い!と思ったのでした。

器の口が広がっていたりすぼまっていたり……、器の形でお酒の味は違ってくる。
「ほんとう〜〜??」とも思うし、「そうだろうなぁ」とも思う。試したくなります。

『一献盃』と名付けられたこの4種類の酒器。ぜひ、「『酒器自慢』で語っていただきたい!」とご連絡させていただきました。

この器を使って、酒蔵さんや居酒屋さんなどとのコラボ・イベントを不定期で行なっているのだそうです。実際に飲み比べてみるチャンス。直近では、「いいね!日本酒。」にもご参加いただいている千古乃岩さんとの「『一献盃』で『千古乃岩』の『酒変化』を愉しむ会」が名古屋で行なわれるというではありませんか。目前すぎて今回は行けないという人も、お近くであるかもしれません。ぜひ、お問い合わせしてみてください。

また、今なら、渋谷の「ヒカリエ」8階「D47食堂」で、4つの器に合うお酒をマッチングさせて出してくれているそうです。

千古乃岩酒造

 

『一献盃』で『千古乃岩』の『酒変化』を愉しむ会 

日時:9月12日(水)19:00〜21:00
場所:楽々(名古屋市)
問合せ先:株式会社 カネコ小兵製陶所 tel:0572-57-8168

http://www.ko-hyo.com/

では、『一献盃』を考案したカネコ小兵製陶所・小平健一さんの「酒器自慢」です。

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私が所属するカネコ小兵製陶所は創業から90年の食器メーカーです。創業当時からの主力商品は酒蔵の印を入れた徳利でした。身近に接していただく、ふだん使いの手軽な酒器で、ピーク時には1000社のものを手掛け、年間160万本も作っていたそうです。

しかし、ご存知の通り、日本酒離れで家庭用の徳利の需要も落ちました。

でも、お酒の質は上がっていて、おいしいお酒をおいしく楽しんでいる人はちゃんと楽しんでいますよね。離れていった人、寄り付こうとしない人は、おいしいお酒をおいしくいただくチャンスがなかっただけ、かもしれません。

おいしいお酒をおいしくいただく。その条件の一つはもちろん品質管理です。

そして、もう一つ。お酒に合った器かどうか、ということ。

見過ごされそうですが、実はこれ、お酒をあまり飲んだことのない人にこそ、大事な要素ではないでしょうか。飲み慣れた人には蛇の目のきき酒猪口でも味の本質を見分けられるけれど、初心者ではそうはいかない。

実は、私自身も、今では酒といえばもちろん日本酒なのですが、初めは何から飲んでいいのやらどんな味が好きなのか、複雑で難解でした。おいしいお酒も、そのお酒の良さを引き出してくれない器で飲んでいて、実はほんとうの味と出合えなかったのでは? 今なら、そんな残念な思いにもなったりします。

気の利いた日本酒好きな居酒屋さんでは、お猪口を選ばせてくれたり、お酒を変えると器も変えてくれます。残り香を避けるだけでなく味を考慮して合せてくれるところ、材質まで変えてくれるところもあります。

でも、考えてみれば、ワインって、種類を変えるとグラスもそれに合ったものに代わります。ベルギービールに至っては、「これで飲め!」と、ビールとグラスがセットになってます。日本酒だって同じこと、のはず。むしろ、もっとデリケートでは?
そんな思いで作ったのがこの『一献盃』です。

例え、味にこだわらないとしても、ガラスから塗り物まで、材質の豊富な酒器は、選ぶ楽しさもお酒を飲む楽しさにつながります。

ベク盃などのように、お酒で遊ぶという昔からの日本特有の感覚を今の時代に合ったもので表現できないだろうかとも思っています。

私自身、お酒を飲むと、このお酒にはこのお猪口だなと4種類の中から選ぶのも楽しいですし、このお酒ならこのお猪口をもうちょっと飲み口を広げて、なんて考えます。

今、蔵開きや酒の会などに誘っていただいて、この盃でワークショップ的な試飲をしてもらっています。飲んでいる人たちの表情が変わるのがとても楽しいです。

若い人たち、特に女性は面白がってくれます。もっともっと沢山の人たちがお酒のおいしさと出合い、「お酒といえば日本酒でしょ」、と言ってほしいと思っています。

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ほんとうのお酒の味を生かせること、味の違いを楽しめること、美しいフォルム、これらが揃っているから、いっそう魅力的なんですね。加えて、口当たり、サイズも「ちょうどいい」と思いました。ところがところが、これのチビ版が、もうすぐ市販されるのだそう。かわいいだろうなぁ。そちらも楽しみです。

このお酒はこの器でと狙っていただくのもいいし、1つの器で数種類を飲み比べる、4つの器で1つのお酒を飲み比べる。いろんな楽しみ方ができますね。

それに、また燗酒の人気も復活してきていますから、新しいデザインの徳利も期待したいところ。……いかがでしょうか?


年々熱くなる、次世代蔵元の会

「あなたと次世代蔵元24人が「いいね!」と言っています。」

春と秋、年に2回行われている次世代蔵元の会。「若手の夜明け」。
回を追うごとに、参加者も参加蔵も、パワーアップしている感、あります。

先日、この会に参加しているある蔵元さんと話をする機会があり、やはり、話題は昨年、春の会のことに。東日本大震災の直後も直後の3月13日で、お酒だけが届いて、会場に来られたのは半分。中止にした方がいいか、とも思ったけれど、送られて来たお酒をむだにはできない、と。知りあいの酒販店や飲食店さんの助けを借りて開催したのだそうです。その後、「自粛だ」、「いや、飲んで支援を」と、様々な思いが入り乱れました。そんなことになる前の、もしかしたら、震災後、一番最初に開かれたかもしれないお酒の会は、こんな胸の詰まるような、とても意義深い会だったのですね。行かれた方、忘れられない会だったことでしょう。

それにしても、毎回、「考えるのが大変なんですよ〜」という凝った長いタイトル。
そりゃ、大変でしょう。でも、確実に楽しんでます、ほとんど命かけてます。長いタイトルを考えることに。

明日、9月9日に行なわれる2012年秋の会が、

あなたと次世代蔵元24人が「いいね!」と言っています。

なんとなく、「いいね!日本酒。」としても、他人とは思えないタイトルで、そのためかどうか分かりませんが、「取材、よろしく」と天の声が。
今回は、カメラを置いて、心置きなくお客さんをするつもりだったのに……(笑)。

今回の参加蔵は次の24蔵です。

『陸奥八仙』『㐂久盛』『日輪田』『山和』『阿部勘』『一白水成』『くどき上手』『写樂』『天明』『磐城壽』『来福』『仙禽』『花駒』『町田酒造』『昇龍蓬莱』『相模灘』『羽根屋』『澤の花』『白隠正宗』『播州一献』『紀土』『出雲富士』『石鎚』『豊潤』

第10回 若手の夜明け in 渋谷シダックスホール
・第1部11:00~12:45 第2部 /13:45~15:30 /第3部(交流会) 16:30~19:00
シダックスホール@渋谷にて。

チケットはほぼ完売ですが、追加も出ました。

ちなみに4月29日に行なわれた会のタイトルは、
次世代蔵元 今、大空へ 日本酒情熱列島 FLYING GET!」
でした。それでは、熱さをお伝えすべく、春の会の様子を。

あの、独特の空気。なんだか身の引き締まる思いさえします。
記念すべき第10回。どんな会になるでしょうか。

※9月9日の情報を追加しました。


「いいね!ランキング」上位蔵に聞く〜寺田本家

1位登場! 独走の秘密は「Organic-Net」!?

facebookでの「いいね!」=ファン獲得の上位を占めるお蔵さんから、なんとかその秘訣を聞き出そうというこのシリーズ。早くも1位の登場となりました。
ご参加されてからずっと軽やかに首位独走を続ける、『五人娘』の寺田本家さんです。

「いいね!日本酒。」にご参加いただいている蔵の方とファン数ランキングの話になると、「まぁ、1位はしょうがないとして」と、つい口にしてしまうくらい完全独走態勢。孤独なランナー??と化している寺田本家さんだけに、その秘訣、気になります。

「ウチは、完全無農薬米を使ったお酒を造っているので、日本酒ファンというだけではない人からも興味を持っていただいていますし。それと、ずっと発酵ということにこだわってやって来たのですが、それが今、注目されていますよね。そういったことのせいじゃないでしょうかね」
そうおっしゃるのは、63歳という若さで急逝された先代の跡を継いで、この春から24代目になられた寺田優社長です。

オーガニック日本酒が注目されたさきがけ的存在だけに、地球を考えるイベント、「アースデイ」などにも参加していたとのこと。

実は伝々、この夏、ちょっとエコ関連の仕事をしまして、オーガニック系のレストランや居酒屋さんを何軒か取材する機会があったのですが、行く先々で“お会いした”のが『五人娘』さんでした。

今更言うまでもなく、ファンも信奉者も多かった先代の寺田啓佐社長。「酒造りの主役は微生物。それが元気でいられる、生き生きと発酵してくれる環境を」と考えて、減農薬米なども試しながら、約25年前から少しずつ切り替え、5年前からは完全に無農薬米、無添加の生もと造り……自然の造りに切り替えた。

「なにより分かりやすいですから。お酒って複雑なことが多いですけど、 “無農薬”って言ったら無農薬でしかないですからね」
先代と共に自然の酒造りを探求し、先代の意思を受け継ぐ若き24代目のがんばりが、ますます気になる、目が離せないのでしょう。

昨年の6月からはじめたFacebookでは、酒造り、米作り、蔵のイベントなど、日々の作業、出来事を、たとえ短いコメントでも、まめに発信されています。
「契約農家さんもいますが、自分たちでもお米を作っていますから、米作りから酒になる迄の全てを自分たちで掌握している。それは楽しいですし、伝えたくなりますよ。ほんとうは週に2〜3回アップしたいくらい」

そうはいっても専務時代ならいざ知らず、今のご多忙な立場で、時間を作るのが難しいのでは?
「それほどでもないですよ。それにスタッフや知人のタイムラインからシェアしていますし」
6人いる蔵人は平均年齢30歳!と、みなさんお若い。そのうち2人がfacebookをやっているのでそちらからシェアでき、一人はレシビ本も出している料理研究家、というユニークさです。加えて、酒造りというよりオーガニックに関心のある人も訪れるだけに、そうして知り合った人からシェアしたり。チームワークの妙ですね。

ちなみに、先代も「facebookっていうのがあって、面白いらしいね」と、どこからか、情報を得て来ていたそう。柔軟なアンテナを張っていた方だったのですね。

facebookをはじめる数カ月前からTwitterもスタート。facebookをはじめる時点で、Twitterのフォロワーが1000人ほどもいたそうです。フォロワーの中には多くのフォロワーを持つ人も少なくなかったとか。そのままfacebookに参加していただけたことも大きかったのでは、と話されます。

オーガニックの世界は、注目されつつも本気でやる人はまだ多くはない。情報を辿っていったら寺田本家さんに集まって来た。Twitterを通して、facebookを通して、知りあい、つながることができる。インターネットの最も良いところ、です。
「でもね、そこで終わってはいけないと思うんです。ちゃんと会って、顔を会わせて話をするっていうことも大切で、両方で接点があることが大事なんだと思います。人として、楽しい、おいしい、を実際に体験したり共有していくことが大事」

自社イベントやお酒のイベントに加え、エコ関係のイベントも多くありますが、Facebookだと告知もしやすい。様々なところで実際に会って話をする機会も多い。そこから、facebookへの参加も増える。相乗効果です。
無機質なネットを有機に変える。人気の秘密はオーガニックなネット活用のようです。

「写真もいい!」と、評判です。なんたって蔵元、元はカメラマンですから。

野球より熱い!?「美酒早慶戦」

酒蔵対抗の早慶戦、第2回の勝者はどちらに

野球の「早慶戦」はもちろんお馴染みです。長い歴史がさまざまなドラマを生んでいます。
野球があるなら、日本酒だって、と、誰もが………思いませんよね、ふつう。

ところが、さすが、日本酒の世界は熱いんです。
または、早稲田と慶応(早慶戦なので、早稲田を先にしました)、競わなければ気が済まないんです、きっと、どんなことでも。

長い歴史がないにも関わらず、第1回から大きなドラマが生まれてしまった、この「ファイトニッポン!美酒早慶戦」。早稲田さんにも慶応さんにも全くご縁のない立場で観戦させていただいたもので、とにかく楽しい、笑える、ことばかりでした。

今年は、9月8日(土)、コートヤード・マリオット銀座東武ホテルに場所を替えて規模も拡大、「第2回美酒早慶戦」が行なわれます。
13時開場(入場&きき酒可)、13時30分開始、とお酒好きならではの時間配分。

それでは、昨年の2011年11月19日に行なわれた第1回の模様を復習しておきましょう。

昨年、このイベントが企画されたのは、やはり東日本大震災への義援金を集めよう、ということからでした。
さかずきんちゃんでお馴染みの、「日本酒義援金プロジェクト」事務局を慶応出身で神奈川県のいづみ橋酒造社長橋場さんが務めていることから、同期卒業生で組織されている「120慶応美酒会」の方々が支援しようとキックオフ宴会に集結。美酒会でも義援金を集めようという話が出て、「それなら早慶戦に」と、その場で決まったそうです。

そして集められた、早稲田、慶応、各22蔵、計44蔵の純米大吟醸酒。どれもおいしくて比べられませんっ。

「浦霞」佐浦社長を半泣きさせたこの回の結果。重みのある締めのスピーチに神妙な面持ちの慶応の面々—会場の面々を爆笑させたのは、慶応美酒会々長杉原氏の「俺の2ヶ月を返してくれ!」という叫びでした。慶応蔵が勝つことだけを信じて奔走したスタッフ(ほとんど慶応出身)のみなさま。ほんとにお疲れさまでした。

劇的な幕切れとなった前回の屈辱を乗り越えるべく、ただならぬ意気込みの慶応陣。
毎日毎日、参加蔵が増えている状況で、9月5日時点で51蔵。最終的には何蔵になるのでしょうか?? 勝敗は数とは全く関係ありませんが、オソロしいやら嬉しいやら。だって、それ、全部いただけるんですよ。ブラインドですけど。

勝利の美酒を味わえるのはどっち!?