「長野の酒メッセ」(5月8日)リポート

お待たせリポート〜長野県のお酒の会です。

いよいよこの週末となりました。「『大長野酒祭り!!』~2012 in 四谷~」。
もちろん、チェックしていますよね。
8月5日(日)、四ツ谷、四谷三丁目、両駅周辺の飲食店9店を舞台に、
長野の地酒を楽しむイベントが開催されます。
参加蔵も出揃ったそうなので、イベントの最終案内は明日、お知らせします。

そして、最新ニュースが入りました!
「【第18回 長野の酒 メッセ2012】in 長野」が、10月18日で決定です!

【第18回 長野の酒 メッセ2012】
日時:10月18日(木)/14〜20時(再入場可)
場所:ホテルメトロポリタン長野(長野駅前)
料金:1,500円(オリジナル利き酒猪口付き、HPなどから割引もあり)
参加蔵数:約70蔵

まずは、記憶も新たに、5月8日に行なわれた「長野の酒メッセin東京2012」の思い出のアルバム(笑)で、四ッ谷周辺を徘徊する予習をしましょう!

それにしても、55蔵は壮観です。兵庫県、新潟県に次ぐ、85蔵(清酒のみ)を誇る長野県ですから、これでも約6割の参加。なかなかお酒が出回らないお蔵さんも多いので、こういうところで試飲できるのは嬉しいですね。
1,000人以上の来場者があったそうです。

お酒のお土産もありましたが、お酒がなくなった後は、ナメタケの瓶詰めをお土産に。
来場者は全員、お土産を手にご帰宅できる配慮をされていたのでした。
というわけで、激込みでした。

「長野酒メッセin東京2012」参加蔵=55蔵
●長野・中野地区
「若緑」(株)今井酒造店、「松尾」(株)高橋助作酒造店、「川中島」(株)酒千蔵野、「オバステ正宗」長野銘醸(株)、「信濃光」(株)西飯田酒造店、「北信流」(株)松葉屋本店、「米川」高沢酒造(株)、「渓流」(株)遠藤酒造場、「勢正宗」(株)丸世酒造店、「岩清水」(株)井賀屋酒造店、「縁喜」(株)玉村本店、「水尾」(株)田中屋酒造店、「北光正宗」(株)角口酒造店、「天領誉」天領誉酒造(株)、
●佐久・上田地区:
「千曲錦」千曲錦酒造(株)、「寒竹」(名)戸塚酒造店、「深山桜」(株)古屋酒造店、「御園竹」武重本家酒造(株)、「明鏡止水」大澤酒造(株)、「亀の海」(株)土屋酒造店、「金宝芙蓉」芙蓉酒造(株)、「澤乃花」伴野酒造(株)、「本菊泉」橘倉酒造(株)、「佐久の花」佐久の花酒造(株)、「井筒長」黒澤酒造(株)、「亀齢」岡崎酒造(株)、「福無量」沓掛酒造(株)、「和田龍」和田龍酒造(株)、「真田六文銭」山三酒造(株)、「秀峰喜久盛」信州銘醸(株)、「代表銘柄」蔵元名、
●木曽・松本・北安曇地区
「木曽路」(株)湯川酒造店、「七笑」七笑酒造(株)、「岩波」岩波酒造(資)、「大信州」大信州酒造(株)、「亀の世」(名)亀田屋酒造店、「笑亀」笑亀酒造(株)、「美寿々」美寿々酒造(株)、「酔園」EH酒造(株)、「白馬錦」(株)薄井商店、「北安大国」北安醸造(株)、「大雪渓」大雪渓酒造(株)、
●諏訪・伊那・飯田地区
「麗人」麗人酒造(株)、「本金」酒ぬのや本金酒造(株)、「横笛」伊東酒造(株)、「真澄」宮坂醸造(株)、「神渡」(株)豊島屋、「御湖鶴」菱友醸造(株)、「舞姫」舞姫酒造(株)、「夜明け前」(株)小野酒造店、「井の頭」漆戸醸造(株)、「信濃錦」(資)宮島酒店、「仙醸」(株)仙醸、「信濃鶴」酒造(株)長生社、「今錦」米澤酒造(株)、「喜久水」喜久水酒造(株)


「ZISHIN 揺るぎないジシン(のために)」写真展~明日まで

市民が撮った震災記録と笑顔の写真展に行ってきました

東日本大震災直後から、“日本酒を飲んで支援”の輪を広げている「日本酒義捐金プロジェクト」が主催する震災直後の現地の写真と、“飲んで支援”する人たちの写真を併せた写真展、「『ZISHIN 揺るぎないジシン(のために)』~市民が撮った震災記録と笑顔の写真展~」に行ってきました。


 

 

 

実は、「なぜ、『日本酒義援金プロジェクト』が写真展?」「なぜ、被災地の写真と宴会の写真?」と、ちょっと疑問符付きで会場に向かったのでした。

こちらから聞くまでもなく、日本酒義捐金プロジェクト代表の「いづみ橋」・橋場さんが話してくれました。

とあるお酒の席で、酒屋さんからある人を紹介されたのだそうです。それが「NPO法人20世紀アーカイブ仙台」という、以前から古い写真を集める活動しているNPO団体の代表の方。
その方自身は、幸いご無事だったのですが、震災当日にけがをされたそうです。被災地の写真を撮って残しておかなければと思うものの、けがのため動けない。そこで、写真を提供してくれるように呼びかけたところ、大量に集まったというのです。
3.11 市民が撮った震災記録」として、web上で公開されていますが、その写真を使った写真展を東京で開きたいと願っていたそうなのです。そう言われちゃあ、返す言葉は一つですよね。そして、さまざまな人の協力があり、今回の展示に。

まさに酒縁です。

「日本酒義捐金プロジェクト」としてやるのであれば、ぜひ支援した人たちの写真も展示したい、と募集したのだそう。集まった写真には、ボランティアで行った先で、被災された方々との再会を祝って心から酌み交わすお酒もあり、日々の苦労や不安、緊張が一瞬解とかれて優しい笑顔で酌み交わすお酒あり。辛い写真が並ぶ中で、お酒の力とはなにかを感じることができます。

スライドショーには、震災直後に酒屋さんが撮った「日高見」さんの蔵の写真もありますし、「日本酒義捐金プロジェクト」に応募してくれた写真それぞれの背景を知ることもできます。気に入った写真には「さかずきんちゃんシール」をぺたっ。
今日、明日しかありませんが、ぜひ足を運んでいただければ、と思います。

 

 

 

 


【聖地巡盃】第5弾〜最終・盛岡へ

八幡さまが見守り、酒蔵が寄り添う、盛岡の町

 

「聖地巡盃」モニターツアーも、ついに最後の場所となりました。
5カ所、けっこうあると思ったのですが、やはり、過ぎてみると早いですね。

実は、私、盛岡は年に4回は通っています。残念ながら、通過してばかリで、ゆっくり町を歩くこともありませんでした。途中下車しても、駅から町の中心は、ちょっとあります。趣のある町並みだとは聞いていたので、今回、ちらっとその片鱗に触れられて、楽しい時間でした。

「盛岡八幡宮」は、平成9年に建て替えられたばかりとのことで、社殿は新しくてとても立派。内部も豪華絢爛な感じで、これから数百年、時代を経て趣が加わって行くのだろうなぁ、と。いつもは神社の歴史、建物の歴史…と、過去に思いを馳せるところが、ここでは未来に……数百年の未来に思いを馳せてしまいました。その頃、世界は、どうなっているのでしょうね、と思わずにいられない今日この頃。

それはともかく、この立地がすてきです。町を見守るように高台に建ち、朱塗りの鳥居からはまっすぐに参道が伸びています。

 

あさ開さんにて

今回、訪れる「あさ開」さんは、1つの酒蔵の建物の中に、最新鋭の機械を設置したスペースと昔ながらの手造りのスペースが配置されていて、コンパクトに見学しやすくなっていました。特に手造りはここで洗米、ここで浸漬、ここで蒸して、タンクへ、と、小仕込みの動線の良さ。
また、敷地内に、取水所、お宮まであり、まさに酒蔵の要素を一目で見られるお蔵さんでした。
ショップがまた充実しています。在庫があれば、「ハナサケ!」缶なんかは必須ですが、それ以外にも、ここでしか買えないお酒、多すぎ!!(笑)

 

細川第2営業部々長が、ご説明してくださいました。

ところで、盛岡八幡宮とお邪魔する酒蔵、「あさ開」さんは、ほんとうに歩いて数分の距離にあります。

酒蔵ですから、神棚は松尾神社(しかも地元の)、ということになりますが、八幡さまの例大祭には参加しますし、八幡宮の周辺にある3蔵と商店街とで協力して、飲み歩き企画をするなど、何かと関わりは深いところです。

 

一つだけ残念だったのが、宿。いえいえ、宿が悪かったのでは全くなく、私たちの運が悪かった、はたまた弾丸ツアーの悲しさです。
「つなぎ温泉 ホテル紫苑」は、秋になると紫苑の花が咲くお宿。それでなくても、傍らに湖があって、とっても眺めがいい……らしいです。お部屋も居心地良くて。

これ見よがしな、暗い窓、です。

泊まったんです、私たち。ところが、着いたのが真っ暗になってから、というのは仕方ないのですが、さらに、吹雪で外へは出られず、窓の景色も楽しめず。

翌朝も、わたわたと出発したのでした。
行かれる方は、ぜひ、ご感想をお聞かせください。


【聖地巡盃】第4弾〜弘前へ

岩木山とりんごを愛する人たちがあったかい

毎日、暑いですね。
なんとなく、今回は涼しくなっていただける写真になってしまいました。
なにしろ、雪……、ですから。

 

聖地巡盃のモニターツアーも、残すところ後2回。弘前のツアーが始まりました。

思えば、ツアーに先立つこと約3カ月前に行なわれた取材ツアーは、春まだ浅く、粉雪舞う3月の弘前からスタートしたのでした。
取材先で出会う弘前の人たちが、口々に自慢していた美しい岩木山とおいしいりんご。りんご好きなので、宿の部屋に置かれたサービスのりんごが嬉しかった。

 

まずは、なんと言っても、岩木山神社のあの静謐な空気、気配。杉木立に包まれた境内は、背丈ほども積もった雪の中に歩く道の分だけが踏み固められ、キーンと冷えて清涼感と共に緊張感も感じられました。背後にそびえる岩木山のどっしりとした温かさにも似た禰宜さんのお話が楽しかったですね。

「雪玉を投げてストレス発散してもらおうと思って的を用意してあるんですよ」と話す雪玉の的も、ご本人の背後にある竜の絵も、実は、禰宜さん自ら書かれたもの。絵心がある人は羨ましいです、ほんと。

どちらも禰宜さんの筆による。
ユニークな狛犬。あ、あんなところにも……。

 

つまりこんなイメージ。 

ところで、この取材で、弘前とその周辺の方々の、岩木山への思いをたっぷり受け取ってしまったがために、伝々、ちょっと出過ぎたマネをいたしました。

というのは、某青森料理の居酒屋さんが大盛りのごはんを岩木山盛りと命名して出すというツイートをみつけ、つい「てっぺんには3つの小山がほしい」と返信してしまったのです。そしたら、なんと、「そうですよね!」という返事。で、ほんとうにそうなってしまったのでした。……、よけいな仕事を増やしてしまって、すいませんでした。

 

義父の思いをしっかりと継ぐ女将さん

この岩木山と岩木山神社、そこから弘前城へと結ぶライン上(どっかの「ローズライン」みたいですが)にあるのが、南田温泉ホテル アップルランドさん。こ……、この名前って……、と一瞬、思いますよね。これだけの旅館なんだから、ちょっと軽すぎませんか? もうちょっと漢字、入れませんか?と。

でも、女将さんから思いのこもったお話を、その名前の背景を聞いて、これは変えてはいけない!と、思いました。

もともとりんご農家だった先代が、りんご畑をやめて、地元のりんご農家などが疲れた体を休めてほしいと日帰りの温泉を始めたのだそうです。子どもたちにも楽しんでほしいとプールなんかも作ったりして賑わった、それが「アップルランド」。健康ランドの走りのようなものでしょうか。

そのうち、自宅にお風呂が作られるようになり、旅行者も増えて来たので、旅館に形態を変えました。でもかつての気持ちを忘れないように、名前を残し、日帰りの温泉も、旅館のエリアとは別に残したのだそう。もちろん、宿泊のお客様はどちらも利用できます。

確かに、十和田の友人は自宅にお風呂があってもほとんど使わず温泉に行く、またはお風呂もなかった、という家も多い、といっていました。これって、けっこう青森全域のことだったらしいです。

 

そしてそして、「じょっぱり」さん、いやいや、六花酒造さんです。

河合貴弘杜氏

広〜い敷地に、コの字を描いて建物が建ち、仕事の動線も良さそうです。

代表銘柄の「じょっぱり」は、きりっと辛口。8割以上が地元消費で、地元の人にとっては「六花酒造」さん=「じょっぱり」=辛口、と完全にイメージが固定化しているとか。ちょっと違うもの、ちょっと柔らかめ、のお酒を出そうものなら、「そんな酒はいらん」と言う人までいると、地元の人たちも笑って話すほど、愛されていると聞きます。

というわけで、元々数種類あったものが、さらにマルチブランド化していった、ということなんでしょうね。故郷に愛されてこその「地酒」ですから、地酒冥利に尽きるエピソードです。

「じょっぱり」の河合貴弘杜氏は、年代の近い「田酒」の細川良浩杜氏、「鳩正宗」の佐藤企杜氏、「六根」の安達香杜氏らと「Future 4 Aomori Sake Quartet」を結成し、酒米、精米歩合、酵母など8項目を同じ条件にして作るという試みをしているそうです。4本セットで飲み比べてみたいですね。