【聖地巡盃】第3弾〜八戸へ

十和田・奥入瀬への入り口、八戸は、海運の町、港町。

 

全5回で予定されている、「聖地巡盃」モニターツアーも、明日からの八戸で3回目。折り返し地点となりました。

酒蔵と神社を媒介として眺めてみる町、というのは歴史の奥深さが伝わってきます。
八戸にも歴史を感じさせるポイントが幾つもありました。

八戸酒造

八戸酒造さんの「陸奥八仙」は、お酒に関わる人たちの間でもファンが多くて、とても楽しみにしていました。風情ある建物と、新しいものを取り入れアイディアを凝らした造りの現場がその秘密かな、と思ったりして。
何しろ、レンガ造りと木像の建物が続きになった、景観重要建造物にも指定されている風情ある酒蔵なのです。さらに、実は、建物の裏側にもスーリーあり。敷地の裏を流れる川に面し貯蔵倉庫があり、かつて船を横付けしてここから出荷したのだそう。八戸港がほんとにすぐそばであっても、船で運んだ方が便利だったんですね。川が流通の主流だった当時の様子が思い起こされます。

 

また、八戸で印象に残ったものの一つが………蕪島神社。うみねこの多さにびっくりだったのと同時に、海の町、港町なんだと実感したのでした。

蕪島神社

今回のツアーは津軽地方から弘前、南部地方から八戸、という青森では2カ所で開催させていただいています。

青森の祭りといえば、「ねぶた」。勇壮な武者の青森「ねぶた」だけでなく、弘前の「ねぷた」、そして80年ぶり、1902年に復活して以来人気急上昇の五所川原「立佞武多祭」など、津軽地方を中心に各地で行なわれています。

そんな賑やかで迫力のあるねぶた祭の陰に隠れてしまった観がありますが、絢爛豪華の極み、という意味では、実はもっと派手なお祭りがありました。八戸の三社祭です。290年と、歴史も長い。7月末からの5日間に行なわれます。

すいません。不勉強でした。南部はおとなしいって、思っていましたが、やっぱり八戸は港町。派手で賑やかなことが大好きなんですね。HPを見ると、夜のきらびやかさ、美しさはみごとです。
もともと各地で行なわれる「ねぶた」自体が、暑くて眠くなりがちな夏に目を覚まさせるためのお祭り、とも言われますから、迫力、派手さは不可欠なのでしょう。

古牧温泉 星野リゾート 青森屋

ところで左の写真、「古牧温泉 星野リゾート 青森屋」さんが所有する山車。このモチーフ、なんだか見覚えがあると思いませんか。立て札にも書いてありますが、「市川猿之助スーパー歌舞伎」のステージを再現したもの。このような山車が何台も練り歩くのです。

櫛引八幡宮

その一方で、櫛引八幡宮に置かれた素朴な八幡駒。

「じょっぱり(がんこ)で賑やかな津軽と質素でおとなしい南部」……といわれることもありますが、それがほんとかウソか、ぜひご自分の目でご確認ください。おとなしい津軽人に突進型の南部人、きっといます。

 


【聖地巡盃】第2弾~会津若松へ

来年の大河ドラマの舞台、「会津三泣き」の地へ

鬼が笑うでしょうか。来年の大河ドラマ「八重の桜」は会津若松が舞台。

主人公は新島八重子(八重)。同志社大創始者・新島襄の妻で、会津戦争の際、スペンサー銃を手に活躍した女性だそうで、「幕末のジャンヌダルク」、「ハンサム・ムーマン」と呼ばれたとのことです。

すいません、不勉強でした。みなさん、ご存知でしたか?

ただ、今回の取材を通して会津の女性は元気だ、と感服したのは確かです。

お会いした方々が、雰囲気はとっても柔らかいけれど芯が強そうな、女から見てもとってもすてきな女性だったのです。

実は、北の弘前から始まった取材旅行で、会津若松は最期の地——。終了前日の夕方に入る予定でした。

ここでは珍しく、というかマジ弾丸取材ツアーの中で唯一、“宿で”“ゆっくり”“夕食がいただける”時間が取られていたのです。とーぜん、伝々は密かに「打ち上げぢゃー」と、ココロで小躍りしていたのですよ。

でも、世の中ってうまくいかないものですね。というか、そーゆー気持ちを見透かされていたんですかねぇ。まるで、急いでいる時に限って調子が悪くなっていた一代前の我がmacのよう。

それまでは、なんとかガタゴトしつつもほぼスケジュール通りに進んでいたのに、ここへ来て初の渋滞突入。東北道が………動かない。しかも土砂降り。どんどん日が暮れていく……。とっぷりと暮れていく………………。

しかも、東山温泉に着いて場所が分からず、そこでも少し時間を食う。

で、「会津東山温泉 くつろぎ宿千代滝」さんについたのは、9時を回っていました。それから取材ですよ。

「会津東山温泉 くつろぎ宿千代滝」の女将・佐原香織さん

へろへろの私ら(……除く:後部座席で寝てた私)も気の毒ですけど、待たされた宿の方々がもっとお気の毒。1日のお疲れの上に待ち疲れて、その上に取材対応。申し訳なさいっぱいの私たち取材班は、明るい女将さんに、ほんと、救われました。フロントの方も、何かと気にかけてくださって、優しさが身に沁みました……。

そうは言っても、とーぜん、夕食なんて無理な時間。

「ぜひ、夕食を食べていただきたかったんですけどね……」と残念がる女将さんでした。

女将さん、夕食をいただきたかった気持ちは、私たちの方が何倍も強かった、と思います、ぜったい! そして……、部屋に入って、用意されたおにぎりを見た時には、涙が出そうでした。お盆にきれいにセットされたおにぎりと香の物。おにぎりまで美しい……と思ったのに、写真撮るのも忘れて、食べちゃいました。せめてもの打上げに、スタッフ三人揃って。おいしかった……。

おまけに、入り口を入ってすぐ脇にある会津の地酒を集めたバーで、「一杯やってください」なんて言っていただいたんです。涙、涙………。誰が遠慮をするものか、です。ささやかな打上げの乾杯をさせていただきました。

翌日、お会いしたのは、「末廣酒造 嘉永蔵」の新城希子専務。平たく言って社長夫人です。

「末廣酒造 嘉永蔵」のマネージャー・新城希子専務

実は伝々、末廣酒造の新城猪之吉社長のことは、以前より少々存じ上げており、奥さまのこともかねがねお噂には伺っていました。ご夫妻をよく知る人から、「機会があったらお会いしたほうがいい、ぜひお会いしてきなさい」とまで言われて、東京を発ったのでした。そしたら、対応に出てきてくださったのが専務で、いきなりの接近遭遇。早々と目的達成、してしまったわけです。

でも、専務が東京出身だと教えてくれた××さん。それはガセネタでした。どっぷり生まれも育ちも会津若松。若い頃にはよくあることですが、地元と一線を引きたい時期があり、東京での自由を謳歌したけれど、今は会津の良さが分かる、大好きなんだそう。

華やかな雰囲気をまといつつ、温かさと親しみオーラに引きつけられます。次は、ご夫婦の2ショットにご対面するのが、とっても楽しみ。豪快な社長さまと並んだ姿は美女と……、なんでしょね。

そう言えば、千代滝の女将さんも末廣酒造の専務も、揃ってハスキーボイスでばりばりお仕事されているタイプ。ですが、実はお話ししてみるとかわいらしさ(失礼)いっぱい。会津の女性像がむくむく形になっていきます。

そんなお二人が教えてくださったのが、「会津の三泣き」という言葉。

転勤などで会津に住んだ人が、三度泣かされる、というお話です。それは、

「住み始めた当初、まず、盆地である会津の寒さとよそ者に打ち解けない人に泣き、次第に親しくなると、その心根の深いところにある優しさ、情の濃さに触れて泣き、そして最後は任期を終えて帰らなければならず、別れがたくて泣く」、というもの。

なるほどなぁ、と思います。お会いする方々はみなさんフレンドリーで、親切な方ばかりですが、住むとなると感じ方は違うのかもしれません。

実は、そんなに古いエピソードではないらしいのです、実話、というか、100年も経っていない頃に、実際に転勤して来た人の言葉なのだとか。

日本人は感情表現が下手だと、よく言われますが、東北は特にそうかもしれません。最初からオープンでフランクで、親しくなれる西や南の人には冷たく写るかも……。でも、

「最初は取っ付きが悪いように見えるかもしれませんが、ちょっと離れて、どうしたら、楽しんでくれるかな、喜んでくれるかな、って、考えているところだからなんですよ‥‥‥」、とは新城専務のお言葉。

会津の女性、すてきです。

………あ、今回は、そういう話ではないのでした。

「塩竈」からスタートした「聖地巡盃」ツアー、2回目は会津若松。今回のツアーには、伝々も参加します。

伊佐須美神社は、もう10年以上前に取材で訪れた場所でした。そろそろ花が咲き始める頃でしょうか。楽しみです。

それに、参加されるみなさんがどんな反応をされるのか、どんな感想を持たれるのか、同行するのがとても楽しみです。

ツアーの様子は、【スタッフ井上】さんが facebook か、下記サイトでリポートしてくれますので、お楽しみに。

「聖地巡盃」:http://seichi-junpai.jp/

 

 

 


お待たせリポート「秋田の酒を楽しむ会」

「秋田の酒を楽しむ会」を思い出して

今を去る3月……3ヶ月前のお話です。懐かしいですねぇ……??

神奈川県のお酒の会に続いて、秋田県の会がありました。行かれた方は思い出して、「そうだ、飲んでみよう」と思っていただければ幸せかな、と。

その後の各県酒造組合主催のお酒の会もできるだけ取材させていただいていますので(そーとー溜まってます……)、これから少しずつアップしていきます。驚かずにお待ちくださいませ。

さて、ここまで引っ張って良かったといえるなら(あ、言い訳がましい……)、当ブログでも速報しました「IWC – International Wine Challenge」で、秋田県産酒の3部門4銘柄がゴールドメダルを獲得! これって県別では最多なんです。

受賞酒は、純米吟醸・純米大吟醸の部
「純米吟醸 雪の茅舎」「秘伝山廃 雪の茅舎」((株)齋彌酒造)。吟醸・大吟醸の部「大吟醸 福小町」(ナショナル物産(株)秋田木村酒造工場)、古酒の部「山吹 ゴールド」(金紋秋田酒造(株))。

==参加26蔵==

・「新政」新政酒造(株)/・「ゆきの美人」秋田醸造(株)/・「高清水」秋田酒類製造(株)/・「銀鱗」(株)那波商店/・「一白水成」福禄寿酒造(株)/・「太平山」小玉醸造(株)/・「北鹿」株式会社北鹿/・「白瀑」山本合名会社/・「秋田誉」秋田誉酒造(株)/・「雪の茅舎」(株)斉彌酒造店/・「天寿」天寿酒造株式会社/・「飛良泉」(株)飛良泉本舗/・「千代緑」(有)奥田酒造店/・「春霞」(名)栗林酒造店/・「秀よし」(名)鈴木酒造店/・「やまとしずく」秋田清酒(株)/・「刈穂」刈穂酒造(株)/・「奥清水」(株)高橋酒造店/・「阿櫻」阿桜酒造株式会社/・「天の戸」浅舞酒造株式会社/・「大納川」備前酒造本店/・「まんさくの花」日の丸醸造株式会社/・「両関」両関酒造株式会社/・「爛漫」秋田銘醸株式会社/・「福小町」ナショナル物産(株)秋田木村酒造工場/・「一滴千両」秋田県醗酵工業(株)

 


酒器自慢、届きました!

にわかに盛り上がる器の話

facebookで、すてきな漆器を紹介してくださった渡邊 眞也さんが、満を持して?投稿してくださったのは、唐三彩を思わせる器。色合いも味がありますが、細やかな細工に、つい凝視してしまいます。

実は、渡邊さんは、以前、「五橋」酒井酒造さんがSAKE HALLでイベントを行った際にmyお猪口持参で参加されていた方です。 酒井社長が酒器に造詣が深いということをご存知で参加されたといいますから、こだわり具合も察せられますね。

 

それでは、渡邊さんご自身からの解説です。

〜〜〜*〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜

色合いもデザインもすてきですね。

酒呑みの作るぐい呑みは、やはり酒が旨い。

特にこの加藤清和さんという京都の陶芸家の作るぐい呑みで飲む酒は旨い。

しかし、このぐい呑みは酒を選ぶ。「辛口の冷酒」。

裏もぜひ見ていただきたい、と。

加藤さんが好きなタイプの酒をこのぐい呑みに入れて飲むと、甘みは抑えめに、酸の切れ味がよくなる。

何より美しい。

使い続けると貫入に酒が染み込み、ぐっと落ち着いた様子を見せていく。その変化を楽しむために、つい飲み過ぎてしまう。

 

〜〜〜*〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜

存在感のある器ですよね。
飲み過ぎるのは器のせい、だけでしょうか。
きっと一番お気に入りのお酒を選んで飲みたくなる、そんな器、なのではないでしょうか。