「IWC 2012」メダル受賞酒決定!

お気に入りのお酒は入りましたか?

 

金メダル受賞酒

ワインのコンペティションとしては世界最大規模にして最高権威とされる「IWC〜International Wine Challenge 」。そこに、Sake部門が開設されてから6年目となり、注目度もますます上がっています。そんな中、東日本大震災の影響で輸出の手続きが煩雑な状況のため、6年目にして、初めて、日本で審査が行なわれました。

審査結果発表会場(日本酒造会館)。左から、日本酒造青年協議会の新会長となった「蓬莱泉」関谷醸造の関谷健さん、IWCのオーナーでマネージング・ディレクターのアンドリュー・リード氏、日本酒部門審査の責任者であるサム・ハロップ氏、イベント・ディレクターのクリス・アッシュトン氏。

 

審査は虎ノ門にある「日本酒造会館」で2日間に渡って行なわれました。

国内開催ということもあり、これまでで最多となる292蔵689銘柄が出品し、激戦となりました。5部門で争われるその内訳は、【純米酒】が147蔵169銘柄、【純米吟醸酒・純米大吟醸酒】が192蔵246銘柄、【本醸造酒】が53蔵54銘柄、【吟醸酒・大吟醸酒】153蔵170銘柄、【古酒】が48蔵50銘柄。輸出手続きが不要で出品しやすい、ということもありますが、それだけ浸透しているということでもあり、昨年の約1.5倍の出品数となったそうです。

今回の審査は、日本人19人、日本人以外19人という計38人の審査員によって29・30日に行なわれました。

審査の様子も見学させていただいたのですが、7組に分かれて、689銘柄の中から担当するお酒を判定していく、というもの。これはワインのやり方だそうで、銘柄名を隠したボトルから各自でワイングラスついで利き酒をし、チーム全員が一通り利き終わったところで、ディスカッションし、チームリーダーが意見をまとめて判定を下していくのです。

チームリーダーを務めた日本酒ジャーナリストのジョン・ゴントナーさんも真剣な表情です。

日本語、英語が飛び交う中を歩いていると「これは・・はあるけど、・・なのが気になる」とか、「……そうか、今回は、その主張を尊重するよ」「じゃ、これはCでいいね」とか……。活発に意見を戦わせている場面も見受けられました。

初日の夜には懇親会が開かれ、これまで叙任された酒サムライの方々や、各省庁の関係者の方々が多数みえていました。

前回の金メダル受賞酒
左から、関谷健さん、酒サムライコーディネーター兼 IWCアンバサダーの平出淑恵さん、酒サムライ ロンドン代表 兼 IWCアンバサダーの吉武理恵さん、日本酒造青年協議会前会長・酒サムライ本部IWC担当の「王紋」市島酒造・市島健二さん。

3日目の結果発表では、総評として、「とても質が上がっている」という感想と共に、ワインが2週間かけたのに対し、出品数の差はあれ、2日間で判定しなければならないのは、かなりたいへんなことだったとも。

今回は、特別措置として日本で行なったものだが、今後も選択肢の一つとして考えられないことではない、とも話しておられました。

 

今後の予定としては、6月15日の日本酒造青年協議会、及び酒サムライ事務局で「日本酒フェア」に「IWC」日本酒部門金メダル受賞酒を紹介、販売するブースを開設。6月20日にトロフィー受賞酒を発表(酒サムライホームページ上)。9月11日(ロンドン時間)には、各賞の表彰、及びパーティーが行なわれる「IWCアワードディナー」で『チャンピオンsake』も発表され、表彰が行われます。 11月には、日本で、ワインを含めた受賞酒の試飲イベントも予定されているとのことです。

==金メダル受賞酒==

【純米酒】
・「大信州 N.A.C 浜農場」(大信州酒造㈱/長野県)
・「本洲一 無濾過純米酒」((名)梅田酒造場/広島県)
【純米吟醸酒・純米大吟醸酒】
・「北雪 純米大吟醸 越淡麗」(㈱北雪酒造/新潟県)
・「純米吟醸 雪の茅舎」(㈱齋彌酒造店/秋田県)
・「秘伝山廃 雪の茅舎」(㈱齋彌酒造店/秋田県)
・「大信州鑑評会出品仕込壜囲い純米大吟醸」(大信州酒造㈱/長野県)
・「天山 純米吟醸酒」(天山酒造㈱/佐賀県)
・「梵 夢は正夢」((資)加藤吉平商店/福井県)
・「純米吟醸酒 飛露喜」((資)廣木酒造本店/福島県)
・「福寿 純米大吟醸 黒ラベル」(㈱神戸酒心館/兵庫県)
・「くろさわ 純米吟醸2009」(黒澤酒造㈱/長野県)
【本醸造】
・「本醸造 妙高山」(妙高酒造㈱/新潟県)
【吟醸酒・大吟醸酒】
・「大吟醸 福小町」(ナショナル物産㈱木村酒造事業部/秋田県)
・「越の誉 大吟醸」(原酒造場㈱/新潟県)
・「燦欄 大吟醸」(㈱外池酒造店/栃木県)
・「燦然 大吟醸 原酒」(菊池酒造㈱/岡山県)
・「松の寿 大吟醸原酒 源水点」(㈱松井酒造店/栃木県)
【古酒】
・「熟成古酒 飛騨の華 酔翁」(㈱平田酒造場/岐阜県)
・「東光 秘蔵古酒 生もと本醸造原酒」(㈱小嶋総本店/山形県)
・「華鳩 貴醸酒8年貯蔵」(榎酒造㈱/広島県)
・「賀茂泉 純米吟醸永年古酒1997」(賀茂泉酒造㈱/広島県)
・「山吹 ゴールド」(金紋秋田酒造㈱/秋田県)

 


ワイン好きだった友人がくれた日本酒

「みんなで育てた酒米がお酒になった」そうです。

数ヶ月前、久しぶりに以前の仕事仲間から電話がありまして、
「実は、日本酒の酒米を造ってるんですよ」と、言うのです。

フォトグラファーの友人とは一緒に組んで、ニュージーランド、メキシコのカンクン、スイス……、ほんとにいろんなところに行きました。
ワイン好きで、仕事を終えた夕食にはワインを欠かさなかったのですが、「日本酒はあんまり……」と言っていた、はず。

それが、「最近、日本酒を飲んでるんです」ではなくて、「酒米を造ってるんです」と言うから、驚きました。

2月に書いた「日高見」さんの記事を酒米造りの仲間から聞いて読んでくれ、私が以前から日本酒の会のお手伝いをしていたり、日本酒に関係する方々にインタビューしたりしているのを思い出して、電話をくれたようです。
で、そのお酒ができたので、くださるというのです。

しかも、
「これがまた、おいしくできたんですよ」と嬉しそうにおっしゃるではないですか。変われば変わるものだ、と思いつつ、
「いやぁー、悪いから……」という言葉など思いつかず、「えっ、ほんとに、嬉しい!」と、飛びついてしまったのでした、ずーずーしいン十代。

最近、酒蔵の方でも、酒造り体験をさせてくれたり、タンク1本分は一般の方々を対象に募集して仕込ませてくれたりすることが増えてきていますね。

この場合は、それとはちょっと違って、NPO法人「西湘をあそぶ会」主催の会員制プロジェクトとして独自に活動しているとのこと。耕作放棄地を借り受けて開墾し、お米を作るところからスタート。稲を手植えして、秋にははさ掛けの天日干し。酒蔵に酒造りを依頼しますが、一緒に作業できるところは参加も可能とのこと。この連休に最後の火入れとラベル張りがあったのだそうで、できたてを届けてくれたのでした。

「生 or 火入れ?」で、伝々は生を所望させていただきました。

友人は、たまたま仕事で知り合った人に誘われてお米造りに興味を持って参加したそうですが、日本酒に関心のなかった人が、こんなことからお酒のおいしさを知っていく。お酒造りを知っていく。嬉しいことですよね。

で、この話、どっかで聞いた気がするなぁ、と思ったら、ちょっとした知り合いが関わっていると聞いた酒造りも同じグループでした。何パターンかの参加方法があって、なんと約170人もメンバーがいるそうなのです。

実は、伝々が月に1〜2回、書いているコラムがあるのですが、そこでは、日本酒ネタ、取り合いです。編集さんがバランスを取るために、案を出してもあっさり却下されてしまうことも多々あるのです。
そこで、伝々にも酒造り体験取材のお声がかかったことがあったのですが、スケジュールが合わず断念。ほんとに残念でした。

さらに、田舎体験のグループとも知り合いになることがときどきあり、「伝々さんも参加しましょうよ!」と誘っていただけるのですが、「人んちの田んぼを手伝うなら、実家を手伝え」と悲しむ親の顔が浮かび、それはご辞退しています。

余談ですが、そういうところに行くと、もう名前で一人勝ち状態です(苦笑)v。

それはさておき、酒造りにしても農業にしても、みなさん、楽しそうに積極的に取り組んでいて、しかも、みんな若いのですよ。その中から仕事にしようと考える人も、多くはないけれど出てきます。そんなこんなの環境に接していると、日本酒離れ、農業離れ、ってウソじゃないの?と思わせられます。

もちろん、酒蔵さんたちの努力もあります。また、所詮趣味でやるのは実際とはワケが違う。いろんな意見もあるかと思います。
でも、いろんなところから萌芽が生まれていることを感じます。

まずはお知らせを、とも思い、また、開けるのがまだもったいないこのお酒。
いただくのがとっても楽しみです。

 

 


乾杯フォトを応募しよう!〆切まで残り約1ヶ月

毎日カンパイしているあなた!大賞の副賞は日本酒1年分です!

※5月14日:末尾に事務局さまからのアドバイスを追記しました。

ここのところ、各県ごとに行なわれているお酒を楽しむ会におじゃまさせて頂いています。
県ごとに工夫を凝らしていて、いずれも個性ある会が開かれていて楽しいですね。
飲むと取材がぼろぼろになるので、ぐっとこらえている(全くとは言いませんが……^^)のが辛いですが。

そんな会につきものなのが、全員での乾杯。
さすがに数百人での「カンパイ!」、迫力あります。

大勢でも、少人数でも、宴の席にカンパイは欠かせません。
「日本酒で乾杯推進会議」が今年の1月1日から日本酒で乾杯シーンのデジタル写真を募集していること、ご存知ですか?
「第2回 乾杯デジタルフォトコンテスト」。
6月20日の〆切まで、残り約1ヶ月となりました。

まだ、応募していない方、そろそろ本腰を入れましょう!

カメラやパソコンに眠っている思い出深い乾杯シーン。
または、毎日、何回やってるか分からない「かんぱ〜い!」をムダに(!?)してはいけません。

大賞1点の賞金が5万円……、もちろん、それでは終わりません。
副賞が、日本酒1年分……720ml瓶×120本!
入賞、佳作もそれぞれ3ヶ月分、1ヶ月分。

720mlを3日で空ける=1日は240mlと計算してるんだなぁ、と妙なところに目がいっちゃいます。

応募先・お問い合わせ先
「日本酒で乾杯推進会議」デジタルフォトコンテスト事務局
〒101-0032
東京都千代田区岩本町3-3-14 CMビル2F
(株)酒文化研究所内
 Tel:03-3865-3010
E-mail:photo★sakebunka.jp(★を@に)
 ※応募要項をよくご確認の上、ご応募ください。

賞品 
大賞 賞金5万円 副賞日本酒1年分(720ml瓶120本)
入賞 副賞日本酒3カ月分(720ml瓶30本)
佳作 副賞日本酒1カ月分(720ml瓶10本)

 

――追記――

事務局の方からコメントいただきました。
「とにかく、乾杯と笑顔のあふれる作品を大募集です!」
で、こっそり、「アイデア作をいただければ、入賞の可能性はかなり高い」とのアドバイスも……。
ちょっとひとヒネリ、笑える?泣ける?感心する?驚く?……個性溢れるアイディアを盛り込んだ写真が、アピール度高そうです。
もちろん、シンプル、ストレートな構成でも、ほのぼのしてたり、笑顔がすてきだったり、心を打つ、ぐっと来るものはありますからねぇ。
実は、そういうの、すでにお持ちなんではないですか?

 


旅の形をご提案

酒の神様が守る酒蔵

伝々はこの冬、幸運にもたくさんの蔵見学をさせていただく機会に恵まれました。快く受け入れてくださった蔵の方々、同行させてくださった方々、誘ってくださった方々、本当にありがとうございました。そんな中から幾つかは、記事にもさせていただきました。実は、某PR誌での連載も始まりました。

この町で、この環境で、この蔵で、この方々によって、あのお酒が造られているんだなぁ、と知ると、元々おいしくいただいていたお酒が、さらに深みを持って味わえてしまいます。新しい情報によって加味された、というよりは、これが本当の味だったんだ、と、むしろ辿り着いた感があります。

そして、その地で、その地の食と一緒にいただくと、空気や香りや人が、より豊かな本来の味を引き出して伝えてくれる。
それにそれに、蔵でしか買えないお酒、……つい買ってしまいます(嬉し……涙)。

そんな楽しい蔵見学をもっと思い出深いものに、と考え「酒蔵と神社」を訪ねる旅を提案。近畿日本ツーリストさんの主催によって実現することとなりました。

「聖地巡盃」:http://seichi-junpai.jp/

軒下の杉玉から始まり、大事に据えられた神棚、麹室などに貼られたお札……。お蔵さんの規模によっては、神棚が数カ所に据えられ、お宮を置いたりしているところもあります。酒蔵と神社は、ほんとうに切り離せない存在ですよね。

取材におきましては、あれこれ好き勝手なこちらのお願いに御対応いただき、本当にありがとうございました。
それに、予備日なし(!!)の強行軍の取材で、取材先の方々にも多々ご迷惑をおかけしたと思います。重ねてお礼とお詫びを申し上げます。
お話を伺った中には、幾つかのタンクから、迷いに迷って出品した鑑評会のお酒が心配で、1日に4回も神棚に向かう杜氏さんの姿があったというエピソードなんかも。

お酒の神様が、酒造りをする人たちの心を陰でしっかり支えているんだなぁ、と実感した次第です。

もちろんツアーには、地のものを使った食事や温泉でくつろげる宿といった、旅の必須アイテムも手を抜きません。

既に、facebookで【スタッフ井上】さんよりお知らせがあったように、第1弾は5月1、2日。「浦霞」の(株)佐浦と塩竃神社を訪ね、松島の宿に泊まるコースです。
酒蔵では、佐浦社長と平野名誉杜氏が、お時間を作ってインタビューに応じてくださいました。

(株)佐浦の佐浦弘一社長と、顧問の平野重一名誉杜氏。

ツアーの様子は、【スタッフ井上】さんが facebook か、下記サイトでリポートしてくれますので、お楽しみに。

「聖地巡盃」:http://seichi-junpai.jp/