6月は「日本酒フェア」を中心に。

1日過ごすつもり!?で行きましょう!
*「日本酒フェア」内ミニセミナーのスケジュールを追加しました。2014年6月10日

 

6月はイベントが山盛り!

5月に行なわれた「全国新酒鑑評会」を受けて行なわれる「日本酒フェア」に全国から蔵元さんが集まることから、その前後には大きなイベントも続いて、ちょっと浮き足立っちゃいます。

(小さなイベントもありますので、よろしく♪)

「日本酒フェア」だけをとってみても、1日いても飽きないほど、内容豊富で様々なプログラムが行なわれています。
蔵元さんも揃う47都道府県のブースが並び、各蔵入魂の鑑評会出品酒を試飲、セミナーに参加、などなど、やることがいっぱいなので、たっぷり時間を取って行きましょう。
昨年の様子は後半です。

*****6月21日「第8回全国日本酒フェア2014」*****

【日 時】2014年6月21日(土)  11時~19時30分(入場は19時まで)
【場 所】池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4F 展示ホールA
【入場料】前売券3,500円 / 当日券4,000円(公開きき酒会と全国日本酒フェアの共通券)
当日券1,500円(全国日本酒フェアのみ)
【チケット】*以下の「日本酒フェア2014」(公開きき酒会と全国日本酒フェアの共通券)
チケット販売サイトで
e+(イープラス)      http://eplus.jp/sake/ (パソコン・携帯) ファミリーマート(直接購入)
・チケットぴあ http://pia.jp/t/ (パソコン・携帯) TEL:0570-02-9999 「Pコード:626-583」
・JTBエンタメチケット http://jtb.co.jp/ticket/ TEL:0570-03-0311
JTB各支店、JTB総合提携店、コンビニエンスストア(第1部0237305、第2部0237306)
【主 催】日本酒造組合中央会
第8回日本酒フェア2014」http://www.japansake.or.jp/sake/fair/about_nihonshu.html

■日本酒造組合中央会主催イベント・スケジュール(HPより)
(日本酒の飲み方、楽しみ方、杜氏さんの語らいなど各30分で7講演を4回開催)
12:00  「食べる日本酒~ひと振り酒パワー~」
・・講師:日本酒スタイリスト こばた てるみ氏
13:00  「平成25酒造年度の新酒鑑評会について」
・・講師:独立行政法人酒類総合研究所 品質・安全性研究部門 部門長 藤井 力氏
14:00  「夏の日本酒クールスタイル」
・・講師:トータル飲料コンサルタント 友田 晶子氏
15:00  「酒造りの今昔~ベテラン杜氏と女性杜氏との対談~」
・・講師:菊正宗酒造(株)杜氏 小島 喜代輝氏(株)今田酒造本店 杜氏 今田 美穂氏
16:00  「食べる日本酒~ひと振り酒パワー~」
・・講師:日本酒スタイリスト こばた てるみ
17:00  「酒造りの今昔~ベテラン杜氏と女性杜氏との対談~」
・・講師:(株)福井弥平商店 杜氏 中倉 恒政氏、灘菊酒造(株) 杜氏 川石 光佐氏
18:00  「夏の日本酒クールスタイル」
・・講師:トータル飲料コンサルタント 友田 晶子氏日本酒セミナー
■その他
オープニングセレモニーを「第8回全国日本酒フェア」会場で開催。
(保護者同伴の場合でも未成年者の入場はお断りしておりますので、あらかじめご注意ください!!)

■同イベント内、ミニセミナー・スケジュール

==「ワイングラスで楽しむ日本酒セミナー」==

リーデル日本酒大吟醸グラスで日本酒をテイスティング。
なぜワイングラスで日本酒?・ワイングラスで広がる日本酒の楽しみ方・きき猪口とワイングラスでの比較試飲
講師:山田聡昭(酒文化研究所)
【日 時】2014年6月21日(土) 12時~18時30分、所要各30分で全7回
・・
(1)12:00~、(2)13:00~、(3)14:00~、(4)15:00~
、(5)16:00~、
・・(6)17:00~、(7)18:00~
【場 所】日本酒フェア(サンシャインシティ・東池袋)ブース番号「47」
【参加費】当日1,500円(試飲代、リーデル・オー・SAKEテイスター大吟醸グラス[定価税込み 2,387円]込み)
【参加方法】参加を希望される方は事前に(株)酒文化研究所内 主催者サイトの下記申込みフォーマットで登録を。または当日、空きがあれば現場にて。
2014http://www.finesakeawards.jp/2014/awards2014.html
【主 催】ワイングラスでおいしい日本酒アワード

==燗酒試飲セミナー「燗酒のおいしさ倍増メカニズム」==


なぜ燗酒でおいしさ倍増
・温度で変わる日本酒の味わい
・おいしさ倍増体験試食
講師:狩野卓也(酒文化研究所)
【日 時】2014年6月21日(土) 12時30分~19時、所要各30分で全7回
・・(1)12:30~、(2)13:30~、(3)14:30~、(4)15:30~、(5)16:30~、
・・(6)17:30~、(7)18:30~
【場 所】日本酒フェア(サンシャインシティ・東池袋)ブース番号「46」
【参加費】当日500円(試飲代込み、参加を希望される方は事前に登録を)
【参加方法】参加を希望される方は事前に(株)酒文化研究所内 主催者サイトの下記申込みフォーマットで登録を。または当日、空きがあれば現場にて。
https://www.s-db.jp/entry?k=c2b2935cb7fa0d8913b5c21a88d9aa68747%2CDe
【主 催】スローフードジャパン燗酒コンテスト


逆輸入で楽しむ『JOY OF SAKE』、いよいよ明日!

ハワイ発の日本酒イベント「JOY OF SAKE / ジョイ・オブ・サケ」。

 10周年を迎え、その記念にと、日本酒の故郷、日本で開催されたのは2010年のことでした。それから4年。この11月7日に4回目が開催されます。

「文字通り、記念のイベントとして1回だけのものなのか、それともレギュラーイベントにするのか、特に深くは考えていなかった」、そう話すのは、「JOY OF SAKE / ジョイ・オブ・サケ」をスタートさせた国際酒会の初代会長で、現在は同イベントの責任者を務めるクリス・ピアスさん。クリスさんに創設当時のお話を伺いました。

『JOY OF SAKE』創世記

東京で行なわれる会は、フラダンスなどハワイの雰囲気を楽しめる趣向になっていますが、ハワイでは、ジャズを箏やシンセサイザーで演奏したり、ニューウェーブなど、新解釈、現代的も含め、多様な音楽を楽しみながら日本酒を味わう会になっているそうです。

「みんなで自宅で集まってお酒を飲むと小さいパーティになり、いろんな音楽をかけて楽しみますよね。もともと25年前に『国際酒会』というのが始まったのも、30人くらいが集まって日本酒を楽しむイベントを開いていた小さな会だったんです。それから8年ほど経って『お月見の宴』『七夕の会』といった形で開くようになった。この頃には80人くらい集まるようになって。それは『JOY OF SAKE』のずっと前ですね」

この頃は、まだ質の良いお酒はハワイにはあまり輸入されていない頃。純米酒はあったそうですが、ハイクラスの吟醸酒は入っていなかった。そこで、日本へ出張に行った人が買ってくるという段取りです。

「手荷物(現在はできませんね)で、ひとり5升(!)入るんですよ、バッグに。そうして手に入れたお酒を楽しんでいたんです。だいたい25種類くらい集まったところで、会を開いて」

栗原酒店さんなどにお世話になったそうですよ。そして、地方のおいしいお酒を手に入れてはハワイに持って帰っていたのです。25年前と言えば「日本吟醸酒協会」もできる直前。今で言う特定名称酒を、すでにハワイで味わっていたのですね。

「きっと、アメリカで一番おいしいお酒を飲んでいたと思いますよ。だけど、飲んでしまうともう地元には無いから、何も無くなってしまって次の出張が待ち遠しい」

プレ・イベントでのクリス・ピアスさん(右から2人目)。ハワイ在住で、2011年には東日本大震災のあとであり、チャリティとして行なわれた『JOY OF SAKE』では、1946年の大津波を始め、たびたび津波の被害に見舞われるハワイをベースとするだけに、援助が津波被害のあった蔵に直接届くようにと腐心されていました。

そして、『JOY OF SAKE』へと発展していくわけですが……。

「最初は歓評会(「全米日本酒歓評会」)だけやろうと思っていたんです」

日本の良いお酒が入ってくるようになっていたものの、それゆえに基準が分からないので現場が混乱していた。日本酒の経験もあまりないため、間違ったことを書く人も出てくる。クリスさん自身、1999年から日本酒に特化した輸入業『WORLD SAKE IMPORTS』もスタートさせて、日本酒の状況が少しは見えるようになってくる。

そこで、広島の酒類総合研究所に協力を依頼し、二瓶孝夫氏に、次いで阿部秀雄氏に顧問となってもらい、歓評会の準備を進めます。

そして、2001年、ついに歓評会が開かれ、阿部秀雄氏、岩田理事が揃ってハワイに足を運び、輸入されてきた日本酒を、日本の基準に沿って見定めを行なったそうです。審査員は日本から先のお二人を含め4名、アメリカから4名(現在は各5名)。アメリカ側からは日本料理店からが中心でハワイに来島してもらったそうです。出品酒は1回目から124銘柄も。

「せっかく良いお酒が揃っているのだから……と、お酒の会を開くことになったんですね。おいしい日本のお酒、日本の文化を味わってもらうのですから、料理も良いものを出さなければいけない。初回ながらお客さんも400人ほど集まったんです」

それが記念すべき『JOY OF SAKE』の第1回だったのです。

もちろん、歓評会とそれに伴うパーティですから、当時から船便なら冷蔵での運搬、または飛行機で、と品質の保持には細心の注意を払っていました。

実は、今回のために何か当時の写真とか記録になるものがあったら、とお願いしたのですが、最初の4年ほどは無我夢中だったのか記録がほとんど残っていないそうです。

1年目の成功で、これなら2年目はもっと!と思ったところが、逆に出品酒の数が減ってしまった。理由はハワイでの販売量が少ないため。そこで、フェスティバルに本腰を入れることになります。そう発表すると180以上のお酒が揃ったそうです。

3年目にはサンフランシスコでも開かれ、初めて行なわれたにも関わらず、600人が集まったそうです。さらに翌年は800人といいますから注目度が分かります。もちろん、ここでもトップレストランが名を連ねていました。

そして、ニューヨーク。今年は10年目で、参加人数が900人近くになったこともあるとのこと。

日本の会では蔵元さんも参加されるのでお客さんが集まるのも分かるのですが、ハワイや本土では、参加される蔵元さんも8〜12社程度。それでもこんなにお客さんが集まって楽しんでもらえるイベントになっているんですね。

昨年の様子から

124銘柄でのスタートから今年は384銘柄!です。

「お酒自体が上品ですから、おいしいお酒を飲んで、おいしい料理を食べて、たくさんの人と会話を楽しんでいただけたら、嬉しいですね」とクリスさん。

お客さんも場の中では演者のひとり。それぞれにおしゃれして来ていただけると楽しいですね(と、私が言うと説得力に欠けますが……)。

様々な料理に、様々な酒器に、様々な音楽に、そして、様々なシーンに合う、それが日本酒の良いところ。そんなことを早くから発信してくれたのが『JOY OF SAKE』だったのではないかと思います。

一緒においしい「お酒を楽しみ」ましょう!

***** 参加レストラン・居酒屋 *****

「アルポルト」、「重慶飯店」、「人形町今半」、「Passo a Passo」、「越乃寒梅 Manjia(マンジャ)」、「Danlo」、「駒八」、「酉玉」、「白金バル」、「福わうち」、「霞町三〇一ノ一」、「CAPOLAVORO」、「地酒遊楽 裏や 酒菜家 野崎酒店 醸蔵(かもぞう)」、「すずや」

 

*****11月7日 「JOY OF SAKE 2013 TOKYO」*****

日 時:2013年11月7日(木) 18時~21時
場 所:五反田TOCビル(13階特別ホール)
入場料:8,000円($85/11月6日まで購入可能)、当日券は9,000円
チケット:購入方法はこちら。または、以下で販売中。
「JOY OF SAKE」オンラインチケットストア
CNプレイガイド:セブンチケット(セブンコード:025-035)
チケットぴあ:Pコード624-645 / e+(イープラス
問合先:「JOY OF SAKE」事務局
http://www.joyofsake.jp/

 


「JOY OF SAKE TOKYO 2013」〜東京の場合。

神に捧げる優美なフラダンスを楽しめる贅沢!

ハワイで行なわれる日本酒鑑評会「全米日本酒歓評会(U.S. National Sake Appraisal)」」に出品されたお酒を味わってみよう、というのが「JOY OF SAKE」。だから、輸出に積極的な酒蔵さん、海外ではどんな風に味わわれるのだろう、と意欲的な酒蔵さんなどが、主に出品します。

「日本酒フェア」の海外展開版的なSAKE PARTY

輸出する場合は、アルコール度数の有無で関税に差が出ることもあり、ほとんどが純米酒。そして、大まかに言ってカジュアルなお酒は現地生産、高級なお酒は日本からの輸入品で、という位置づけになっていることもあり、日本から「JOY OF SAKE」に出品されるお酒は全て特定名称酒で競われます。

そんな「JOY OF SAKE TOKYO 2013」もあと1ヶ月を切りました。

お酒も楽しみですが、お酒と一緒に味わえるおつまみも大きな魅力。東京、地方を問わず、有名・人気レストランや居酒屋さんが、この日のための特別メニューを作ってきてくれます。数に限りがありますので、お早めに。

以前、NYの様子もリポートしましたが、ここでは359銘柄が出品された去年の様子を。

***** 参加レストラン・居酒屋 *****

「アルポルト」「重慶飯店」「Passo a Passo」「霞町三〇一ノ一」「Danlo」「越乃寒梅 Manjia(マンジャ)」「葡呑(ぶのん)」「福わうち」「白金バル」「酉玉」「駒八」「地酒遊楽 裏や 酒菜家 野崎酒店 醸蔵(かもぞう)」その他……

*****11月7日 「JOY OF SAKE 2013 TOKYO*****

日 時:2013年11月7日(木) 18時~21時
場 所:五反田TOCビル(13階特別ホール)
入場料:8,000円($85)
チケット:購入方法はこちら。または、以下で販売中。
「JOY OF SAKE」オンラインチケットストア
CNプレイガイド:セブンチケット(セブンコード:025-035)
チケットぴあ:Pコード624-645 / e+(イープラス
問合先:「JOY OF SAKE」事務局
http://www.joyofsake.jp/

 

 


「ミス日本酒」も花を添える「JOY OF SAKE 2013 TOKYO」

 

左から宮坂醸造宮坂社長、料理評論家・服部栄養専門学校 理事長・校長・服部幸應氏、「全米日本酒歓評会」「JOY OF SAKE」オーガナイザーのクリス・ピアスさん、司会を務めた宮坂公美さん。

日本以外では最大規模の日本酒鑑評会「全米日本酒歓評会(U.S. National Sake Appraisal)」に伴って行なわれ、2001年からの歴史を持つ「JOY OF SAKE」。10周年を記念して、日本酒の故郷、日本の東京で初めて開催されたのが2010年でした。そして、今年4年目を迎える「JOY OF SAKE 2013 TOKYO / ジョイ・オブ・サケ 2013 東京」。11月7日に開催されます。

 

ホノルル、NY、東京と、ワールドワイドにSAKE PARTY

これまで、このブログでも2011年11月に「JOY OF SAKE 2011 NY」を、2012年11月に「JOY OF SAKE 2011 TOKYO」をリポートしてきました。

「JOY OF SAKE」は、ハワイに拠点を置く「国際酒会」が主催する「全米日本酒歓評会」の結果を受けて、各蔵自慢の出品酒を有名レストランのおつまみと共に味わおうというもの。

今年も約380種の、酒蔵が自信を持って造りあげた日本酒がホノルルに送られ、8月13・14日に行なわれた「全米日本酒歓評会」に於いて審査されました。

大吟醸A(精米歩合40%以下)、大吟醸B(精米歩合50%以下)、吟醸(精米歩合60%以下)、純米、という4つのカテゴリーに分けられ、日本から5名、現地から米国人4+英国人1の5名の審査員によって採点された結果が発表されています。

そして、16日にはホノルルで「JOY OF SAKE 2013 HONOLULU」が開かれ、来月、9月26日(木)には「JOY OF SAKE 2013 NY」が開催されます。

さらにそこから、グランプリ賞などが選出され、蔵元が集まる東京の会では、各賞の表彰式も行われ、栄えある受賞者へ表彰状も手渡されます。

先月、今年もたくさんの人に楽しんでもらおう!と、本番さながらにキックオフ・パーティが開かれました。本番は、もっとハワイ色の強い、楽しい会となります。すこしだけ、その雰囲気を味わってみてください。

***** 参加レストラン・居酒屋 *****

「アルポルト」「重慶飯店」「Passo a Passo」「駒八」「越乃寒梅 Manjia(マンジャ)」「酉玉」「裏や」「白金BARU」「福うちわ」「霞町三〇一ノ一」「CAPOLAVORO」「すずや」、「DANLO」、その他……

*****11月7日 「JOY OF SAKE 2013 TOKYO*****

日 時:2013年11月7日(木) 18時~21時
場 所:五反田TOCビル(13階特別ホール)
入場料:8,000円($85)
・・・・チケット:購入方法はこちら。または、以下で販売中
・・・・「JOY OF SAKE」オンラインチケットストア
....CNプレイガイド:セブンチケット(セブンコード:025-035)
・・・・チケットぴあ:Pコード624-645 / e+(イープラス
問合先:「JOY OF SAKE」事務局 http://www.joyofsake.jp/

 

***** 「ミス日本酒」募集中!*****

今回はもう一つ、大きな発表がありました。

そ・れ・は……、「ミス・日本酒」の募集と選出が行なわれ、「JOY OF SAKE TOKYO」で正式発表されるというのです。

(詳細はこちら

日本酒大好き! 日本酒できれいになりました! 日本酒のおいしさ伝えたい!
そんなアナタ。

応募〆切は8月31日です!

「『ミス日本酒』で、日本酒を世界に広めましょう! ご応募、お待ちしてま〜す!」

そして、またしても直前告知! ごめんなさいっ!……でした。

 


今年は60蔵!で競う「美酒早慶戦」

※昨年の蔵別順位、ボトルデザイン賞に追加記載しました。(8月19日)

楽しんでいるような、限りなく真剣に競っているような、緊張感がありつつ、和気あいあいとした雰囲気がなんとも言えない「美酒早慶戦」……。

第2回目となった昨年は、見事総合で慶應が初優勝。ご当人たちの喜び方も半端ではなかったのですが、前年の落胆ぶりを見ているこちらにとっても「ほっ」と胸を撫で下ろす結果となったのでした。

「絶対負けられない戦い」が、ここにもあった!

ウワサを聞きつけては「参加したい」と申し出てくれる蔵元もお客さんも増えているそうで、かなり浸透して来ているようですが、まだまだ広がってほしいところ。

参加酒蔵はすでに60を数えているそうです。まだ、最終決定は出ていないそうなので、現時点では、昨年の参加蔵を参考にしてほしいということのようです。発表され次第、情報を追加いたしますので、その時はまたお知らせいたします。

出品酒の規定は純米大吟醸のカテゴリーのみ。各蔵が最高峰といえる酒を持ちよって競うわけです。つまり、当日は、その美酒を味わえる、ということになります。

参加者全員が審査員となり、ラベルが分からないように黒い袋で覆ったボトルから試飲。それぞれの主観で与えられた3点を配点。時間内に集計して、最後に華々しく発表されます。最強の飲み手である人たちが採点するわけですから、この名誉は、ある意味かなり大きいものでしょう。自ずと力が入ってしまうのも……。

そして、元々が、被災蔵支援の手段としてもスタートしたものだけに、それぞれの蔵から持ち寄ったノベルティグッズなどをオークションにかけたりと、ただのお祭りで終わらせるものではありません。
次のようなことを目的として開催されているそうです。

1. 早慶の蔵元が率先するグローバル化、…地域振興のための活動を支援する。
2. チャリティーを募り、その収益金をあしなが育英基金を通じて東日本大震災孤児支援に役立てていただく。
3. 参加者全員が審査員となり、「蔵元出身大学対抗」という切り口で、各蔵の個性と美味しさ、そして「勝負」を楽しむ。
4. 参加者と蔵元との交流と親睦を深める。

総合優勝の結果も楽しみですが、個人賞の結果はとても興味深い。10位くらいまで発表していただけたら、と思うのは私だけではないかと……。

そんな、短いながらも深〜い歴史を踏まえて開催される第3回。盛り上がらないはずがありません。

*****9月7日「第3回美酒早慶戦
~早慶所縁の蔵元60数蔵の純米大吟醸が集結~」*****

日 時:2013年9月7日(土) 12時30分(12時開場)~15時30分
場 所:コートヤード・マリオット銀座東武ホテル
(http://www.tobuhotel.co.jp/ginza/access.html)
入場料:参加費/男性8,500円 女性7,500円
主催:美酒早慶戦大会実行委員会
◆問い合せ/杉原(メールアドレス:es13281328@yahoo.co.jp)

ーーそれでは、昨年の白熱した様子をご覧下さい。

<2012 参加及び出品蔵元一覧>>

〈早稲田蔵〉22
01)『あさ開 極上旭扇』あさ開(岩手県) 02)『澄天』男山酒造(山形県)
03)『國権』国権酒造(福島県)     04)『蒼天伝』男山本店(宮城県)
05)『麒麟山』麒麟山酒造(新潟県)   06)『米川』高沢酒造(長野県)
07)『萬歳楽』小堀酒造店(石川県)   08)『渡舟』府中誉(茨城県)
09)『菊泉』滝澤酒造(埼玉県)     10)『嘉泉』田村酒造場(東京都)
11)『曙光』熊澤酒造(神奈川県)    12)『笹一』笹一酒造(山梨県)
13)『白川郷』三輪酒造(岐阜県)    14)『東龍』東春酒造(愛知県)
15)『喜久酔』青島酒造(静岡県)    16)『若葉』若葉(岐阜県)
17)『出雲誉』竹下本店(島根県)    18)『雁木』八百新酒造(山口県)
19)『栄光 しずく媛』栄光酒造(愛媛県) 20)『獺祭』旭酒造(山口県)
21)『山丹正宗』八木酒造部(愛媛県)  22)『李白』李白酒造(島根県)

〈慶應蔵〉29
23)『国士無双』高砂酒造(北海道)  24)『雪の茅舎』『由利正宗』齋藤酒造店(秋田県)
25)『陸奥八仙』八戸酒造(青森県)   26)『大山』加藤喜八郎酒造(山形県)
27)『刈穂』『出羽鶴』秋田清酒(秋田県)28)『まんさくの花』日の丸醸造(秋田県)
29)『浦霞』佐浦(宮城県)       30)『東光』小嶋総本店(山形県)
31)『玄宰』末廣酒造(福島県)     32)『鶴齢』青木酒造(新潟県)
33)『真野鶴』尾畑酒造(新潟県)    34)『真澄』宮坂醸造(長野県)
35)『加賀鳶』福光屋(石川県)     36)『手取川正宗』吉田酒造店(石川県)
37)『梵』加藤吉平商店(福井県)    38)『副将軍』明利酒類(茨城県)
39)『いづみ橋』泉橋酒造(神奈川)   40)『箱根山』井上酒造(神奈川県)
41)『臥龍梅』三和酒造(静岡県)    42)『津島屋』御代桜醸造(岐阜県)
43)『玉乃光』玉乃光酒造(京都県)   44)『喜楽長』喜多酒造(滋賀県)
45)『櫻室町』室町酒造(岡山県)    46)『小鼓』西山酒造場(兵庫県)
47)『御前酒』辻本店(岡山県)     48)『西の関』萱島酒造(大分県)
49)『源』八鹿酒造(大分県)      50)『千代の園』千代の園酒造(熊本県)
51)『瑞鷹』瑞鷹酒造(熊本県)

*** 2013年「美酒早慶戦」結果 ***

総合優勝:慶應義塾大学

蔵別賞:優 勝『浦霞 山田錦 純米大吟醸 20BY』(佐浦/宮城県・慶應)
————準優勝『獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分』(旭酒造/山口県・早稲田)
————準優勝『陸奥八仙 純米大吟醸 華想い40』(八戸酒造/青森県・慶應)
————4 位『酒仙栄光 純米大吟醸 40』(栄光酒造/新潟県・早稲田)
————5 位『臥龍梅 純米大吟醸 山田錦』(三和酒造/静岡県・慶應)

ボトルデザイン賞
————『きりんざん ブルーボトル 純米大吟醸』(麒麟山酒造/新潟県・早稲田)
————『小鼓 純米大吟醸 路上有花』(西山酒造場/兵庫県・慶應)


1日楽しめる!最大級規模「日本酒フェア2013」

「國酒」を味わいに行きましょう! 

まずは、改めて、6月に都内で行なわれる日本酒の主なイベントです。

6月12日「いわて酒物語2013」——
6月13日「探そう!美味しい佐賀の酒! 佐賀の日本酒を楽しむ会」——
6月14日「日本酒フェア2013」——
6月16日「富山の酒とかまぼこフェア2013」——
6月20日「東京都酒造組合 東京地酒呑み切り2013」——
6月26日「越前・若狭の地酒とホタルの夕べ」——

今回は、各県の酒造組合が加盟している日本酒造組合中央会主催、7回目を迎えた日本最大の日本酒メッセ「全国日本酒フェア2013」のご紹介です。

 
——6月14日「日本酒フェア2013」——

先月、5月17日に「平成24酒造年度の全国新酒鑑評会」が結果が発表されました。101回目となった今回の鑑評会入賞酒、約400点を試飲できる「公開きき酒会」がいちばんの注目。

そして、各県の酒造組合やテーマごとに集って研究と啓蒙活動を続けている各協会などがブースを構え、試飲を楽しめる「全国日本酒フェア」という、コアなファンにもビギナーにも楽しめる日本酒最大のイベントです。

さらに詳しくは日本酒造組合中央会のリリースを参照してください。

去年の様子はこちらです。

*****6月14日「日本酒フェア2013」*****

日 程:2013年6月14日(金)
時 間:10時~20時

■「平成24酒造年度 全国新酒鑑評会 公開きき酒会」(完全入れ替え制)
【第1部】10時~13時(入場は〜12時)/【第2部】16時~20時(入場は〜19時30分)
場 所:東京・池袋サンシャインシティ
文化会館4F展示ホールB
入場料:前売券3,500円 / 当日券4,000円
ーーーー(「公開きき酒会」と「第7回全国日本酒フェア」の共通券)

■「第7回全国日本酒フェア」
・時 間11時~20時(入場は〜19時30分)
・場 所:東京・池袋サンシャインシティ
ーーーーーワールドインポートマートビル4F展示ホールA
・入場料:「全国日本酒フェア」のみ1,500円
ーーーー(「公開きき酒会」との共通券があれば入場可)

問合先:日本酒造組合中央会
 http://www.japansake.or.jp/sake/fair/ TEL.03-3501-0108


「居酒屋甲子園」、決戦は木曜日

「居酒屋から日本を元気に」を掲げ、覆面審査もある本気のコンペ

不勉強でお恥ずかしい。「居酒屋甲子園」って、知ってました!?
私たちがいつも、さんざんお世話になっている、あの「居酒屋」さんの大競技会。今年でもう7回目になるのだそうです。

「なにを、どう競うんだ??」と思ったら、これが、限りなく“マジ”。

「ミシュラン」並みに覆面モニター調査はあるわ、勝ち抜いたらプレゼンテーションはあるわ、4回の予選を勝ち抜いてやっと決勝戦に到達できる厳しさなんです。
参加店舗は全国から1320店! そして、決勝に進めるのはわずか6店。そこにいるだけでもすごいこと、ほんとに名誉なことでもありますよね。


6回目の様子。ドラマチックです。

今年、第7回の予選審査は、2012年5月〜9月に行なわれ、そしていよいよ、11月15日(木)に決勝戦が行なわれることになったわけです。

プレゼンにも力が入る。肴やだんじ(福岡県)。

それぞれの審査がまた、徹底しています。

==【決勝進出選定基準】==

◇[1次予選] 2ヶ月間の覆面モニター調査(対象:全参加店舗)
◇[2次予選] 各地区にて1次予選通過店舗への覆面モニター調査(対象:上位10%)
◇[3次予選] 各地区にて2次予選通過店舗によるプレゼンテーション・書類審査(対象:上位30%)
◇[最終予選] 各地区にて3次予選通過店舗によるプレゼンテーション・面談審査(対象:上位)
◆【決勝大会】 上位6店舗によるプレゼンテーション  (店舗活動のVTRと活動内容の発表)

なんと言っても、居酒屋さんはお客さん相手のお仕事。お店がステージのようなものですから、みなさん、きっと、楽しいプレゼンテーションを見せてくれるのではないでしょうか。
ただし、審査の基準は、一筋縄ではいきません。

==【日本一の決定基準】 ==

「最も学びと気づきを与えた店舗。」

……「学び」と「気づき」を受け取ってもらう……、難しいと思いませんか。
単に、「おいしい」とか、「お酒の品揃えがいい」とか、「スタッフがきれい・かっこいい・優しい」とか、「清潔」とか……、そんな一言で語れることではないかもしれません。

しかも、投票は、来場者全員によるもの。ちょっと思いついて覗いてみた、そんなアナタにも1票を投じる権利が与えられているのです。そんな人にも、「学び」と「気づき」を感じてもらわなければならない。それができたお店のみが、最高峰の栄誉を得ることができる……。

2011年の優勝は「居心地屋蛍上人橋店(福岡)」。つまり「日本一の居酒屋」!

今年、決勝に進んだ6店舗は、プレゼンテーション順に次の通り。

■牛もつと大衆鉄板料理 炎丸酒場五反田店(東京都)
■居心地屋 蛍 上人橋店 (福岡県)
■心に花を咲かせる酒蔵 もんきち商店(北海道)
■魚沼釜蔵 総本店(新潟県)
■呑処 弦 (茨城県)
■もぢょい有限会社 幕張本郷店(千葉県)

「S-1」に感激した、または行きそびれたアナタ、「居酒屋甲子園」もぜひその目で見届けておきたいもの。


なんと、第6回のメイキング映像もアップされています。

第7回居酒屋甲子園 決勝大会
日時:2012年11月15日(木)、10:00〜16:00 (開場9:00)
場所:パシフィコ横浜 国立大ホール
入場料:一般 5,000円(税込)、参加店舗・サポーター 3,500円(税込)
※当日券は、空席のある場合のみ販売いたします。ご了承ください。

詳細:http://izako.org/
問い合せ:NPO法人居酒屋甲子園事務局TEL:03-3816-6880、
E-mail:izako(a)izako.org(”(a)”を”@”に)
または、HP内にお問い合せフォームがあります。

写真・動画提供:居酒屋甲子園事務局


パーティ気分で出かけよう!「THE JOY OF SAKE TOKYO 2012」

今年も揃いました、おいしいお酒とおいしいおつまみ

今年も目前に迫りました「THE JOY OF SAKE TOKYO 2012」。11月6日に東京五反田TOCビルにて開催されます。
ハワイ・ホノルル発、ニューヨーク&サンフランシスコ経由で、10年目という節目の記念に東京上陸を果たしたのが3年前。
ホノルルやニューヨークで開催される、雰囲気をそのままに、いつもの試飲会とはひと味違ったスタイルで楽しませてくれます。パーティ気分で、ちょっとおしゃれしてでかけてみませんか。

華やかに楽しめるこのイベント、実は、ホノルルで審査が行なわれる国際酒会主催「全米日本酒歓評会」というアメリカ最大の日本酒コンペティションの出品酒を味わう会なのです。カテゴリーごとに置かれたお酒の前には、鑑評会さながらに蛇の目のきき酒猪口とスポイト。アメリカンテイストも加わって選ばれた入賞酒、味わってみたいですよね。

出品酒は、日本はもちろん、アメリカやカナダからも届き、「大吟醸A」(精米歩合40%以下)、「大吟醸 B」(精米歩合50%以下)、「吟醸」、「純米」という4つのカテゴリーに分けて審査されます。審査員はアメリカ側から5人、日本から5人の計10人によるブラインドテストで、審査基準はバランス、香り、味、総合評価の4つ。ただし、吟醸酒では重視される香りも純米酒ではこだわらなくて良いなど、酒の種類による特性も考慮しているそうです。
それらの中から、2段階で審査され、金賞、銀賞が選び出されるのです。

今年2012年度も、「いいね!日本酒。」参加蔵の方々がたくさん入賞されています。
その中で金賞受賞は、佐賀県の天山酒造さんが『大吟醸 飛天山』(大吟醸A)、『七田 純米吟醸』(吟醸)、『地酒 天山』『七田 純米』(純米)と、4つの金賞を受賞したのをはじめに、山口県・酒井酒造さんが『五橋 吟醸原酒』(吟醸)、『五橋 イセヒカリ 木桶造り 生酛純米酒』(純米)のダブルで、新潟県・尾畑酒造さんの『真野鶴 百弐拾式 大吟醸原酒』(大吟醸 B)、新潟県・吉乃川さんの『越後純米』(純米)が、それぞれ金賞を受賞しています。
おめでとうございます!

さらに、金賞受賞酒の中からこれまでの累計得点トップに贈られる「エメラルド賞」、各部門上位3位となる「ベスト3ゴールド賞」と最高得点の「トップゴールド賞」が設けられています。
会の冒頭で表彰式も行われますので、ぜひ、最初から来場して祝福の拍手を送りましょう。

後は、おいしいお酒と、名店の料理を楽しむだけ。
今年の参加レストランは以下の通りです。
「アルポルト」「重慶飯店」「Passo a Passo」「Cave de Gamin et Hanare」「霞町三○一ノ一」「DANLO」「白金 Baru」「越乃寒梅 Manjia」「葡呑」「酉玉」「駒八」「地酒遊楽 裏や  酒菜家・野崎酒店・醸蔵」「福わうち」

では、去年の様子を見ながら今年を楽しみに待ちましょう。
併せて、去年のNYリポートもご覧下さい。

THE JOY OF SAKE TOKYO 2012
日 時:2012年11月6日(火) 18:00〜21:00
場 所:五反田TOCビル 13階特別ホール
入場料:8,000円 ($100)


2回目を迎える「酔っても美味い!九州S-1グランプリ」

九州の日本酒って?! どーんと40種揃います

昨年行なわれた第1回。全く初めての試みに期待が高まりました。中央に総合司会の小松社長。ユーモアのある楽しい語りで進行して行きます。

「どの酒が本当に毎日のおかずに合うか、実際に食べ合わせて投票してもらおう!」

そんなオソロしいことを言い出したのは、九州清酒協議会に所属する蔵元たち自身。

焼酎のイメージが強い九州にも実は、おいしい日本酒を醸す酒蔵がたくさん。 富久千代酒造の「鍋島」がIWCを受賞して、佐賀県のお酒が注目されましたが、それでも、実際に比べて、まだまだ知られていない現状です。そこで、たくさんの九州のお酒に触れてもらう機会を作ろう、と考えたのが、このイベント。勇気ある40蔵が一堂に会してトーナメント制で開催されたのが、去年の秋、10月22日でした。

それにしても、こんなキケンな、でも参加者はとっても楽しいイベントを思いついてしまったのは、九州清酒協議会会長であり、今年も総合司会をされるという『万齢』小松酒造(佐賀県)の小松大祐社長。昨年の見事な司会が思い起こされます。もちろん、今年も総合司会。

「ウチのは1回戦で敗退してしまったんですけどね」
「…………」

人気も定評もある『万齢』が……、やっぱりキケンすぎますって。

記念すべき第1回となった去年のメニューは、1回戦が「豆腐」、2回戦が「大根の煮物」、3回戦「サバの塩焼き」、決勝が「鳥の唐揚げ」。お豆腐は淡白すぎて、何で味付けするかにかかってきますし、難しいでしょう、やっぱり。それが1回戦に来てしまったんですから……。順番が違ったら、料理が違ったら、結果も変わる。それもこのイベントの面白いところです。

では、気を取り直して、お話を伺いました。さすがに2年目、余裕が感じられます。

まずは、昨年の結果と、全体を見た感想などから。

「優勝は鳴滝酒造(佐賀県)の『聚楽太閤 本醸造生貯蔵酒』でした。意外に思う人もいるかもしれませんが、本醸造系が上位に入るだろうことは、酒蔵同士の間ではある程度予想が付き、そうなれば良いなと、僕自身も『本醸造、来い!』と、思っていたんですよ。やはり、日常酒である本醸造は万能というか、淡白な料理にも味の濃い料理にも合う。それが証明されたようなものでした。もっと本醸造が見直されていいし、もっとアピールしていくことも必要かもしれません。

もっとも、『優勝したからといって売れると思うなよ』とは言ってありますが(笑)。

その一方で、料理ごとにと考えて、合うものを探すとそれぞれお酒は細かく分かれるのでしょう。実際には、純米酒や吟醸酒の方が売れている、ということは、もっと細かい提案をして行くことが必要かも、とも考えました」

嗜好品として選ばれるもの、日常酒として常に手に取ってもらえるもの。そんな棲み分けも現実としてあるでしょうから、それぞれに合った提案が必要かもしれません。

「そしてもう一つ、実はこれがとても大きな発見だったのですが、0点だったお酒はなかったんです。どんなお酒もおいしいと思う人が必ずいる。嗜好品としてのお酒と考えた時、そのことは嬉しい発見でしたね」

焼酎王国のイメージが強い九州ですが、日本酒もおいしいですからね。今年は、市販されていてだいたい常に一般的に買える銘柄だけが出品されるそうです。

「この料理やおつまみにはどのお酒が合うか」、逆は手軽にできても、こんな飲み比べは個人で試すのもなかなか難しいことですから、ほんとうにいい機会です。

みなさん、楽しそうですが、表情は真剣です。

さて、お酒と料理のマッチングを楽しむこのイベント。今回の料理はどのようなテーマのメニューなのでしょうか。

「前回は『家庭のおかず』でしたので、今回は目線を変えて、『だし巻き玉子』、『なすの揚げ浸し』、『さわらの照り焼き』、『鶏肉の塩麹焼き』と、東京の居酒屋さんで飲む時のごく一般的なおつまみのイメージです。『さわらの照り焼き』は醤油味、『鶏肉の塩麹焼き』は塩味で脂っぽさもある、そして、『なすの揚げ浸し』ではポン酢の味と分かれています」

醤油、塩と日本酒が合うことは分かりますが、酢=酸味の利いた料理に合うのはどんなお酒か、気になりますね。

料理はごく一般的なもので、とはいえ、選ぶのはそうとう神経を使うだろうと想像されます。同じ居酒屋メニューでも、どの料理が出るか、どの順番で出されるか、それによって評価もだいぶ変わるわけですから、毎回条件が違う。次回、再び家庭料理に戻っても、前回とは違う結果になるかもしれません。新鮮な目線で楽しめる競技会、ともいえます。

今晩のメニューに合うお酒の参考にもなるかも?

「去年のS-1でもう一つ発見したのが、みなさん、甘いお酒を好まれるんだな、ということ。ちょっと意外でしたね」

40種類の銘柄は伏せられていますが、毎回、得票数はオープンです。どんなお酒が高い評価を得たのかは一目瞭然。そこで、甘口のお酒が思いのほか得点を得た。辛口のお酒が人気ですが、家庭料理に合せていただく時の本音は意外に程よい甘口なのかもしれません。

ちなみに審査は、4つのカテゴリーに分けられた5種類のお酒から1種のお料理とのマッチングを考えて投票していくシステムです。

さて、事務局の方には様々な感想が寄せられています。どんな意見が多かったのでしょう。

「やはり、『おつまみを食べながらお酒との相性を評価する』という企画が面白かった、画期的だったという声が圧倒的でしたね。ただのきき酒会ではない。さらに、その場で結果が発表され、トーナメントで勝ち上がって行くところも楽しんでいただけたようです」

試飲会で料理が出ることは多々ありますが、個別に蔵関係者に感想を伝えることはあっても、あとはおいしく頂くところまで。また、利き酒をして評価するということも、鑑評会などいくつかの競技会はあります。それらを複合的に、現実に即して評価してみる、まさに禁断のイベントといえます。

さらに、感想として「九州に日本酒がこんなにあると思わなかった」「九州のお酒にこれだけ多く触れる機会がなかった」「九州にもおいしい日本酒があったんですね」などの声も多かったとのことで、身を挺して(?)行なった以上の効果もあったようです。来場者にとっても、新しい発見があり、日本酒ワールドが広がるいい機会だったようです。

「まさに、そこが、一番知ってほしいところだったんです。出店しているのは40蔵ですが、九州6県には日本酒の酒蔵が約170社もあるんですよ。このイベントには、関東以北には出荷していないような小さな蔵元さんも参加していますし」

今回は2部のパーティでは、蔵元もそれぞれのテーブルに付いたり、ゲームも予定されていたりと、楽しそうな計画もあるそうです。

去年の第1回の様子をぜひYou Tubeでご覧下さい。

今年はどんな発見があるか、どんなお酒に出合えるか。そして、『万齢』、リベンジなるか!? 楽しみですね。