県のカラーを楽しもう。4月は栃木と山形。

半纏にこそ主張が滲む

大方の酒蔵では酒造りも一段落して、「イベント解禁!」とばかりに、魅惑的な日本酒イベントの日々に突入しました。嬉しいやら、泣く泣く諦めて悔しいやら……。

首都圏で行なわれる会だけになってしまって、申し訳ありませんが、県酒造組合主催の試飲会をご案内します。4月は栃木県と山形県の会が開かれます。

去年の復習をして出かけよう!

———4月17日(水)
——————「新世代栃木の酒 下野杜氏 新酒発表2013」(栃木県酒造組合主催)——

「下野(しもつけ)杜氏」という言葉、聞き馴染んできたことと思います。それまで他県からの杜氏に頼っていた栃木県の酒造業界が、杜氏たちの高齢化などを危惧し、その技術を受け継ぎつつ県の個性を継承していくため、地元杜氏育成に動き始めたのが2001年。日本酒造杜氏組合連合会に加盟した最も新しい杜氏組合となりました。

衿文字に杜氏自身の名前を入れ、えんじに染め抜いた印半纏をまとう下野杜氏をリーダーに醸した新酒を味わう会です。

*****「新世代栃木の酒 下野杜氏 新酒発表2013」*****

日 時 : 2013年 4月17日(水)
場 所 : 「シアター1010」11階 ギャラリー

●タイムスケジュール
■13:30〜16:30:第一部。「試飲会」。小売流通業者、飲食店が対象ですが、15:30〜第二部のチケットをお持ちのブロガーであれば無料で参加できます。
■16:45〜18:15:「日本酒セミナー」。松崎晴雄氏を講師に迎えてたっぷり90分。栃木県の日本酒の魅力を語っていただくそうです。
■18:30〜20:30:第二部。「立食パーティ」。e+での発売は終了しましたので、酒造組合に直接問い合せを。益子焼のぐい飲みと栃木県産のおつまみが入ったお弁当が提供されます。

<2013 参加蔵元一覧 > 

01)『虎屋』 虎屋本店          02)『澤姫』 井上清吉商店
03)『四季桜』 宇都宮酒造        04)『若盛』 西堀酒造
05)『若駒』 若駒酒造          06)『雄東正宗』 杉田酒造
07)『朝日栄』 相良酒造  ★ (初参加)   08)『鳳凰美田』 小林酒造
09)『北冠』 北関酒造          10)『清開』 渡邊佐平商店
11)『柏盛』 片山酒造          12)『杉並木』 飯沼銘醸
13)『開華』 第一酒造          14)『桜川』 辻善兵衛商店 ★
15)『燦爛』 外池酒造店         16)『惣誉』 惣誉酒造
17)『十一正宗』 森戸酒造        18)『富美川』 富川酒造店
19)『松の寿』 松井酒造店        20)『かんなびの里』 小島酒造店
21)『仙禽』 せんきん          22)『東力士』 島崎酒造
23)『とちあかね』 白相酒造       24)『池錦』 池島酒造
25)『天鷹』 天鷹酒造          26)『旭興』 渡邉酒造
27)『大那』 菊の里酒造              (★=前回は不参加)

——それでは、昨年の様子をお伝えしましょう。——

第一部は、小売流通業者・飲食店対象のきき酒会。みなさん真剣です。が、お仕事仲間ということもあり、和気あいあいと楽しそうに造りの具合など聞いています。

続いて別室で日本酒セミナー。「愛と情熱の日本酒 魂をゆさぶる造り酒屋たち」、現在は「極上の酒を生む土と人 大地を醸す」が話題の山同敦子さんをコメンテーターに迎えて、栃木県の日本酒について、下野杜氏について、それぞれの蔵の状況なども交えながら解説し、意見交換されました。

第二部は立食パーティーの「栃木の酒を楽しむ夕べ」……なんですが、出遅れた伝々はチケットを入手できず、肝心のパーティーに潜入できませんでした(涙)。チケット購入済みのみなさんが、お弁当を受け取って、楽しそうに入場を待っているのを眺め、寂しく帰ってまいりました。気をつけましょう。

<2012 参加蔵元一覧 >

01)『大那』菊の里酒造         02)『富美川』富川酒造店
03)『かんなびの里』小島酒造店     04)『北冠』北関酒造
05)『愛乃澤』相澤酒造 ★       06)『杉並木・姿』飯沼銘醸
07)『開華』第一酒造          08)『東力士』島崎酒造
09)『清開・日光誉』渡邊佐平商店    10)『天鷹』天鷹酒造
11)『燦爛』外池酒造店         12)『若駒』若駒酒造
13)『池錦』池島酒造          14)『惣誉』惣誉酒造
15)『松の寿』松井酒造店        16)『鳳凰美田』小林酒造
17)『旭興』渡邉酒造          18)『澤姫』井上清吉商店
19)『雄東正宗』杉田酒造        20)『十一正宗』森戸酒造
21)『柏盛』片山酒造          22)『菊』虎屋本店
23)『四季桜』宇都宮酒造        24)『仙禽』せんきん
25)『若盛・門外不出』西堀酒造     26)『とちあかね』白相酒造
—————————————————————————(★=今回は不参加)

*栃木県酒造組合「酒々楽(ささら)」http://sasara.pto.co.jp/
TEL 028-622-5071 FAX 028-627-1780

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全国の力作酒を美食と共に

———4月25日(木)
「~COOL JAPAN 粋な日本酒!~ 山形県新酒歓評会」(山形県酒造組合主催)———

昨年の様子は、リポート(こちら)を見ていただくとしてーー。

山形県の酒造組合では、独立行政法人酒類総合研究所が行なう「全国新酒鑑評会」に先駆けて行なうコンペティションに、山形県内に限らず受け付けています。つまり、前哨戦として全国規模で腕試しをする絶好の機会となっているわけです。その名も「新酒歓評会」!

周辺の東北5県や新潟からはもちろん、北海道から九州まで幅広く送られてきた入魂のお酒。これらを、各蔵の賛同を得て、友情蔵として、山形県の試飲会でも提供してくれます。この結果をみて、本番の出品酒を調整する蔵もあるでしょう。6月の「日本酒フェア」での試飲と比べてみるのも楽しいかもしれません。

「セミナー&シンポジウム」では、ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」でさらに有名になられた「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフをはじめ、ハーブ研究所社長の山澤清さん、料理評論家の山本益博さん、そして、山形県工業戦略技術振興課技術主幹の小関敏彦さん、酒評論家でフリーライターの藤田千恵子さんというお馴染みの顔ぶれをパネラーに、楽しいそしてタメになるトークが繰り広げられます。
奥田シェフ自らが腕を振るった料理と、山形のお酒のマリアージュを楽しめます。

そして、「歓評会パーティ」。
山形での「新酒歓評会」に向けて全国から集まった出品酒を、その都度サーブされる料理と共に味わいます。

が、残念ながら、2部、3部はすでに定員に達し、申込みが締め切られています。
目指すは、1部の「公開きき酒会」!

*****「~COOL JAPAN 粋な日本酒!~ 山形県新酒歓評会」*****

日 時:2013年 4月25日(木)
場 所:「ホテルメトロポリタン池袋」

●タイムスケジュール

・14時~17時 「公開きき酒会
」
・16時30分~18時30分「セミナー&シンポジウム」
・19時~20時45分 「歓評会パーティー」

<2013 参加蔵元一覧 >

01) 『朝日川』朝日川酒造      02) 『東の麓』東の麓酒造
03) 『清泉川』㈱オードヴィ庄内   04) 『羽陽男山』男山酒造
05) 『大山』加藤嘉八郎酒造     06) 『くどき上手』亀の井酒造
07) 『菊勇』菊勇          08) 『鯉川』鯉川酒造
09) 『香梅』香坂酒造        10) 『東光』小嶋総本店
11) 『霞城寿』寿虎屋酒造      12) 『花羽陽』小屋酒造
13) 『羽陽辧天』後藤酒造店     14) 『羽陽錦爛』後藤康太郎
15) 『上喜元』酒田酒造       16) 『やまと桜』佐藤佐治右衛門
17) 『一声』設楽酒造店       18) 『秀鳳』秀鳳酒造場
19) 『羽陽富久鶴』新藤酒造店    20) 『杉勇』杉勇蕨岡酒造場
21) 『豊龍』鈴木酒造        22) 『一生幸福』鈴木酒造店 長井蔵
23) 『十四代』高木酒造       24) 『東北泉』高橋酒造店
25) 『白露垂珠』竹の露       26) 『樽平』樽平酒造
27) 『千代寿』千代寿虎屋      28) 『出羽桜』出羽桜酒造
29) 『初孫』東北銘醸        30) 『一献』中沖酒造店
31) 『出羽ノ雪』渡會本店      32) 『沖正宗』浜田
33) 『澤正宗』古沢酒造       34) 『栄光冨士』冨士酒造
35) 『山形正宗』水戸部酒造     36) 『米鶴』米鶴酒造
37) 『六歌仙』六歌仙酒造協業組合  38) 『若の井』若乃井酒造
39) 『麓井』麓井酒造        40) 『あら玉』和田酒造
—————————————————————————(あいうえお順)

*お問合せ先
山形県酒造組合
http://www.yamagata-sake.or.jp/
電話023-641-4050
 fax 023-631-0903

 


「聖地巡盃」賑やかに発進!

 神社とお酒の深〜い関係にとことんこだわる

このブログでもたびたびお知らせしてきました「聖地巡盃」ツアー。

日本各地に根ざした「神」と「酒」を通し、奥深い日本の心に触れる旅としてご提案させていただきました。そして、モニターツアーを経てブラッシュアップ。ついに、本格始動いたします。

第1回となるツアーは、モニターツアーの際に、伝々も参加した、会津若松(リポートはこちら)です。今は大河ドラマ「八重の桜」(NHK)で話題沸騰中ですね。そうです。会津娘に注目!なのです。

そして先日、このツアーを盛り上げていこう!という有志が集い、説明会&キックオフ宴会が行なわれました。

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第一部は、飲食おあづけで、まじめなお話です。

まずは、瀧本徹観光庁観光地域振興部長による「酒蔵ツーリズム(R)」のお話。地酒ファンにとっては、聞いただけで嬉しくなりますね。

観光庁観光地域振興部長・瀧本徹さん

澄んだおいしい水が豊富なところに酒蔵が集まります。そんなところは、自然も豊かなところが多いもの。そうなれば、訪れるだけでもぜったい楽しめる……、と、西条の『酒まつり』で、もまれにもまれた伝々は思いを馳せます。

実は、西条に行った際、密かに竹原に足を延ばしたり、先日は、京都で伏見の酒蔵通りを歩いて、「ひとり酒蔵ツアー」をして来たのでした。そのリポートも追々お伝えします。

続いて、「日本文化とお酒」と言ったら、まずはこの方。島根で行われた「 日本酒で乾杯推進会議 島根大会」でもお会いした、神崎宣武先生。「旅の文化研究所」所長で、宮司でもいらっしゃいます。

先生のお話は、目からウロコで、ちょっと笑って、とても勉強させていただいた講演だったので、それがこんな少人数で……、贅沢なことです。

旅の文化研究所々長・神崎宣武さん

「『神社』と『お酒』」と聞いては、これほど語れる方はいらっしゃいませんが、神崎先生ご自身も、このツアーに対して期待されているのだなぁ、という思いが伝わってきました。ちなみに、このツアーに向けての推薦文も書いてくださり、ツアーサイトやフライヤーに載っていました。ぜひ、ご一読を。

さて、このツアーのテーマである神と酒との密接なつながりを語ってくださったのですが、「酒」の語源についての詳しい解説からスタート。「さ・け」は、「特別に清らかな飲物」ということを意味し、まず最初に神様に食べていただくもの、なのだそうです。酒そのものも神様が醸したもの、という古歌が残っているそうです。

お話の中で、「礼講なくして無礼講なし」というお言葉。神様がくださるお酒を敬って上座から順にいただく、賞玩する、これが礼講。それが終わって初めて無礼講となる。自由に、下座から飲み残しの酒をまわすなどもオッケーで、楽しく飲みましょう、ということになる。

そういう神様とお酒の関係を、本来の連続したものとして知ることができ、旅の中で体験することができるという意味でも、「聖地巡盃」の意義があるとのこと。

深い深い意味があったんです。

前回のツアーでも伊佐須美神社の宮司さんが、お祓いしたというお酒「徹下酒」を下さり、一同大感激だったのです。ちゃんとお祓いされたものをいただく機会って、そうないですよね。

今回のツアーでもちゃんと用意されているようです。

アリス・ゴーデンカーさん

前回の会津若松ツアーでご一緒させていただいた「ジャパンタイムス」のアリス・ゴーデンカーさんから、モニターツアーの体験談。

日本在住の外国人が喜びそう!というご意見。なるほどなるほど。

それに加え、彼女が鶴ヶ城で、土産物屋の前にある「顔出しパネル」をおもしろがって取材しているなぁと思って見てたら、ちゃんとその記事を書いたのだそう。いろんな視点があるものです。

さて、ここまでのお話が、いわば、礼講とでも言いましょうか。ここから先は無礼講……ですよね。

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いよいよ2部の懇親会、「直会(なおらい)」です。

『末廣』醸造元・末廣酒造・代表取締役社長・新城猪之吉さん。/当日のお酒。左から「『末廣』初しぼり 純米吟醸原酒生」「大吟醸『玄宰』」「『咲くら』極上純米酒」「『咲くら』極上山廃純米酒」「『咲くら』極上本醸造辛口」

5種類のお酒を提供してくださった、今回のツアー先である「末廣酒造株式会社」の新城猪之吉社長によるお酒の説明。いつも通り、おやじギャグを交えながらの解説に、笑ったり笑えなかったり……。ところが、こと「会津」、「神と酒」の話題になると、真剣なご様子です。

「末廣」さんの中でも最もハイクラスのお酒「玄宰」は会津藩の家老・田中玄宰から取った銘柄名とのこと。正しくは「たなかはるなか」と読むところが、みんな「げんさいさん」と呼んでいたそうな。5代藩主の松平容頌(かたのぶ)に遣え、もり立てた人。会津の人たちの尊敬を集めているのだそうです。

そして、最後に、

「酒屋である自分は『いつも神様に造らされている』という気がしている。神様に造ってもらってできた酒だから、神様に真っ先に捧げる。これは、酒屋にとって当たり前のこと」と。

酒蔵の人たちはもしかしたら、そんな思いで酒造りをしている方も多いのかもしれない、と思ったら、お酒は無駄にしてはいけませんね。おいしくいただきたいですね。(ただの、飲む言い訳です;;)

そのまま、懇親会のスタートを告げる乾杯です。

「カンパーイ」。まだ静かですが……。

今回の会場「咲くら」は、先の写真にあるように、「末廣」さんとのコラボのお酒もあるお店。店長から料理説明をいただきましたが、豊富なメニューに圧倒されます。

ちょっと私事を差し挟ませていただきますと、次から次へとおいしそうな料理が出て来るのですが、参加者の方々と話はしたいわ、料理は食べたいわ、仕事はしなきゃいけないわ……プチ・パニック……でした……。あー、タッパーがあれば……。

というわけで、場がくつろぐのに時間はかからず、会場を見渡せば、こっちではまじめな顔して酒蔵ツーリズム(R)について激論を交わしているかと思えば、こちらでは神社のお参りの話、こちらではお酒の話、あちらはただただ宴会、と、各所で盛り上がっていました。

お約束だった抽選会。5本ずつご用意いただいたプレゼントに、見事!当たったお二人を、両手に花で上きげんの新城社長。 向かって右は酒サムライコーディネーターの平出淑恵さん。/「八重の桜」(NHK)記念のお酒『純米吟醸 八重さん』と「ぜひ、バレンタインに活用を!」と『末廣 純米吟醸 イエローラベル』

そして、宴もたけなわ、中締めの前に、酒サムライ・コーディネイターの平出さんから一言いただきました。

「神崎先生のお話を聞いて、自分が日本酒を海外に紹介していくことの意義と紹介すべき視点、裏付けを発見できた」、とのご感想でした。

楽しい時間はあっという間です。

新垣慶太観光庁観光地域振興部観光資源課長による音頭で締め、散会となりました。

神社と酒のプロフェッショナル・神崎先生から、「会津のこととなれば」いつになくまじめな姿を見せた新城社長まで、いろんな人の思いと期待が詰まったツアーなんだなぁ、と改めて思わされ……、ますます行きたくなりました!

新城社長、いつかきっと、奥さまと2ショットを見せてくださいね!

おいしいお酒とその土地の料理の夕食が待っている。

ツアーのフライヤーはこちら→ 「聖地巡盃
聖地巡盃会津若松ツアー(表)聖地巡盃会津若松ツアー(裏)

 


900種のお酒に美酒鍋、魅力の西条「 酒まつり」

家族で楽しめる酒イベント、ウワサの「酒まつり」へついに……

「日本酒の日」も、もうすぐですね。
この日が来ると、次は東広島市西条「 酒まつり」と思いを巡らせる人も少なくないのでは?

のんたと一緒に鏡開き

昨年、オープンして間もなかった「いいね!日本酒。」でも、facebookでご紹介しようと、賀茂泉さんの前垣専務にお話を伺ったのが、ちょうど1年前でした。懐かしいですねぇ。
「美酒鍋」がいかにおいしいかを熱く語っていただきました。

御建神社では、酒林を奉納

実は、「酒まつり」ってバラエティ豊富なプログラムなんです。
広島県東広島市にある西条は、酒蔵が軒を連ねる風情ある酒蔵通りで有名。それだけでも行きたくなるのに、「酒まつり」の期間、このエリアを中心に、町を挙げて様々にイベントが組まれているのです。
初日の朝、松尾神社のある御建神社へ詣でて、神輿も出る、まさに「酒まつり」。そして、メイン会場での芸能などのイベントに加え、各酒蔵で組まれている趣向を凝らしたスペースやイベント。そして、この時だけのスペシャルなお酒、メニュー。

23回目を数え、「酒まつり」もますますパワーアップ。「いいね!日本酒。」取材体制もパワーアップして賀茂泉酒造・渡邊課長、賀茂鶴酒造・営業部広報課の太田裕人さんにお話を伺うことができました。

また、既にfacebookでお知らせしているように、「オリジナル手ぬぐいを10名さまにプレゼント」して戴けることになりました。ありがとうございます。
行ける人も行けない人も、どんどんご応募くださいね。

さて、昨年は2日間で25万人!が押寄せたというこの「酒まつり」。そもそも23年前に始まったのが、賀茂泉さんたちのアイデアだったとか。その時のことを賀茂泉酒造・渡邊課長に伺いました。
「賀茂泉」さんは、早くから純米酒に取り組み、お酒本来の味わいにこだわる酒蔵です。

「中央公園(現在のメイン会場)で『1000人の居酒屋』を開いたのが始まりなんです。みんなではじめた小さなイベントがだんだん広がって町全体を取り込んで、5年前からは急激に増えてきていますね。今は、いらっしゃる方々にご満足いただけるよう、こちらも一所懸命です」

「酒まつり」が近づくと、社員ほぼ全員がその準備に掛かりっきりになるほど。

「『このお酒、おいしいねぇ』っていわれると、うれしいんですよねぇ」
みんなが直接販売員になって接客する、たいへんだけど、嬉しいひとときです。

それにしても、「1000人の居酒屋」が今や「5000人の居酒屋」。「酒蔵ツーリズム」、「酒蔵で町起こし」のお手本のようなはなしですが、23年も前にはじめたことなんですよね。

賀茂泉さんでは、酒蔵コンサートを開くことに加えて、この時だけの特別なお酒を販売するのだそうです。
「お酒は、何が出されるか分からないうちから予約が入るんですよ」と、うれしい悲鳴。甘党にはここでしか食べられない梅酒ワッフル。充実のスイーツも人気です。

「賀茂泉」さんのSAKE BAR(左)と、「賀茂鶴」さんのお客さんによる鏡開き

「酒まつり」の一番の楽しみ方は、酒蔵イベント、とおっしゃるのは、賀茂鶴酒造・営業部広報課の太田裕人さん。

柔らかな呑み口が特徴の 賀茂鶴さんのお酒は冷やしても良し、燗でもおいしくて、人気です。蔵元に設ける有料試飲コーナーでは、大吟醸酒を3種と、特別本醸造酒を1種試飲していただけるそうです(500円/4種類)。

「お酒の試飲販売、酒蔵コンサートなど西条酒造協会に加盟している蔵元各社それぞれ工夫を凝らしたイベントを開催しています。

また、象徴的なのが『酒ひろば会場』です。日本全国、約900種類のお酒を飲み比べることができます。通の方から、日本酒はよく解らないという方も、まずは飲み比べて、自分にあった酒を発見していただきたいですね。そして新しい日本酒の楽しみ方、フローズンカクテルや清流ハイボールなどの酒カクテルも楽しめます」
そして、もう一つ、というのが件の「美酒鍋」です。酒蔵で生まれた郷土料理。アルコール分は抜けているので、どなたでもおいしくいただけるのです。

まずは、スケジュールをチェック、ですね。

夜になってますます盛り上がるメイン会場(左)。酒つくり歌も披露。

お酒の好きな人はもちろん、家族連れでも楽しめる一大イベント。一度行ったら、もう来年が楽しみになるそうです。

そんな「酒まつり」に伝々、取材に伺うことになりました。戻りましたら、なるべく早くリポートをお伝えしますね。
それでは、西条でお会いしましょう!

西条「酒まつり」
日時:10月6〜7日
問い合わせ:酒まつり実行委員会
電話:082-420-0330
HP:http://www.sakematsuri.com/

賀茂泉酒造:http://www.kamoizumi.co.jp/

賀茂鶴酒造: http://www.kamotsuru.jp/

 



「山形県新酒歓評会」(4月26日)〜お待たせリポート

味わえるのは山形県のお酒、だけじゃない。

暑い日が続きますね。
ちょっと春の気候の良い時を思い出して、穏やかぁな気持ちになってください。

左から、奥田政行さん、山澤清さん、山本益博さん、藤田千恵子さん、写っていませんが小関敏彦さん。

4月26日、東北の山形から、なんと173種のお酒を携えて「ホテル メトロポリタン池袋」にやってきたのは、山形県酒造組合に加盟する方々でした。

持ち込まれたのは、山形県が主催し、全国から参加を募って行なわれた「新酒歓評会」(「鑑評会」ではなくて)のお酒。山形県酒造組合に加盟する52蔵のうち40銘柄が出品されました。

広島県の独立行政法人酒類総合研究所が行なう「全国新酒鑑評会」はもちろん、その前哨戦として、県や地方の国税局などの単位でも行なわれます。ところが、山形県主催の「新酒歓評会」は、平成16年(2004)にスタートした時から、山形県だけでなく全国から参加が可能。

そして、それらのお酒をそのまま持ち込むこの会でも、本格的なきき酒の時間がたっぷり設けられ、その後のパーティでも同様に、全国の蔵元、杜氏が「獲りに行く」、入魂のお酒を一足早く味わえるといいうわけです。これを楽しみに訪れる人は少なくないのです。

午後2時から始まったこの日の会は3部構成で「公開きき酒会」、「セミナー&シンポジウム「山形酒とイタリアンの出会い」」、「歓評会パーティ」と盛りだくさん。

全て定員制ですが、1部、300人、2部100人、3部300人、とのべ計700人も訪れたことになります。

シンポジウムは恒例の顔ぶれで、和やかな雰囲気も抜群です。世界規模でお馴染みの「アルケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行さん、ハーブ研究所社長の山澤清さん、料理評論家の山本益博さん、そして山形県工業技術センターの小関敏彦さん。今回のゲストは酒評論家・フリーライターの藤田千恵子さんです(冒頭の写真)。

山本益博氏の司会でてきぱきと進められますが、奥田シェフと山澤さんのファンタジーな会話が……。その後、山形のお酒に合わせた奥田シェフのイタリアン・メニューがサーブされました。

実は、この日、記者会見も開かれ、そこでは、山形県長井市に蔵を移して酒造りを再開した、鈴木酒造の鈴木専務から挨拶と報告もありました。1年前の同会に招かれ、小関氏から紹介されたのが現在、酒造りをしている蔵。「温かく迎え入れてくれた山形の人たちに感謝しつつ、いつか浪江に戻ることを信じている」と語っていました。

さて、なぜ、このタイミングで山形の会のご紹介になったかと言うとーー。

この日、岩手県酒造組合の代表の方々がイベント会場にいらしたのを、「なぜ?」と思った方もいたのでは?

伺ってみると、「8月末に、初めての岩手県の酒の会を、同じ会場で予定しているため、視察を兼ねて少し手伝わせていただいて」とのこと。この日は、やや緊張気味の様子も見られましたが、いよいよ本番の「いわて酒物語2012」まで後10日ほどとなりました。どんな会になるのか楽しみです。

こうしている間にも、会場では真剣なきき酒会が繰り広げられています。
そして、第3部のパーティが始まりました。

 


「大長野酒まつり」~2012 in 四谷~

この週末は四ッ谷で信州地酒をはしご酒!

前回、ちらりとお伝えしました、「大長野酒祭り」。

8月5日14〜19時、四ツ谷、四谷三丁目、両駅周辺の飲食店9店で、
「はしご酒で信州地酒を呑み尽くせ!」とばかりに開催されます。

最近、各地ではしご酒イベントが盛りだくさんですね。
とても楽しくて、どれもこれもと気になるのですが、
こちらは、昨年、3軒で開催されて大好評だったものが、とんでもなくパワーアップ。
飲食店は9軒となり、参加蔵は32蔵! 単純計算して1軒に3〜5蔵が入り、
し・か・も、蔵元さんから全員いらっしゃる!のだそうです。
なんて贅沢。
それもこれも、ふるさと長野の酒を広めようと暗躍(!?)されている「日がさ雨がさ」店主・宮澤さんたちの活動の賜物でしょうか。

詳細やお問い合わせ、お申し込み(予約/5500円、当日6,000円)はそれぞれのお店に。
最新情報やお問い合わせなどは以下のサイトなどで。

「日がさ雨がさ」ブログ
facebookイベント


「長野の酒メッセ」(5月8日)リポート

お待たせリポート〜長野県のお酒の会です。

いよいよこの週末となりました。「『大長野酒祭り!!』~2012 in 四谷~」。
もちろん、チェックしていますよね。
8月5日(日)、四ツ谷、四谷三丁目、両駅周辺の飲食店9店を舞台に、
長野の地酒を楽しむイベントが開催されます。
参加蔵も出揃ったそうなので、イベントの最終案内は明日、お知らせします。

そして、最新ニュースが入りました!
「【第18回 長野の酒 メッセ2012】in 長野」が、10月18日で決定です!

【第18回 長野の酒 メッセ2012】
日時:10月18日(木)/14〜20時(再入場可)
場所:ホテルメトロポリタン長野(長野駅前)
料金:1,500円(オリジナル利き酒猪口付き、HPなどから割引もあり)
参加蔵数:約70蔵

まずは、記憶も新たに、5月8日に行なわれた「長野の酒メッセin東京2012」の思い出のアルバム(笑)で、四ッ谷周辺を徘徊する予習をしましょう!

それにしても、55蔵は壮観です。兵庫県、新潟県に次ぐ、85蔵(清酒のみ)を誇る長野県ですから、これでも約6割の参加。なかなかお酒が出回らないお蔵さんも多いので、こういうところで試飲できるのは嬉しいですね。
1,000人以上の来場者があったそうです。

お酒のお土産もありましたが、お酒がなくなった後は、ナメタケの瓶詰めをお土産に。
来場者は全員、お土産を手にご帰宅できる配慮をされていたのでした。
というわけで、激込みでした。

「長野酒メッセin東京2012」参加蔵=55蔵
●長野・中野地区
「若緑」(株)今井酒造店、「松尾」(株)高橋助作酒造店、「川中島」(株)酒千蔵野、「オバステ正宗」長野銘醸(株)、「信濃光」(株)西飯田酒造店、「北信流」(株)松葉屋本店、「米川」高沢酒造(株)、「渓流」(株)遠藤酒造場、「勢正宗」(株)丸世酒造店、「岩清水」(株)井賀屋酒造店、「縁喜」(株)玉村本店、「水尾」(株)田中屋酒造店、「北光正宗」(株)角口酒造店、「天領誉」天領誉酒造(株)、
●佐久・上田地区:
「千曲錦」千曲錦酒造(株)、「寒竹」(名)戸塚酒造店、「深山桜」(株)古屋酒造店、「御園竹」武重本家酒造(株)、「明鏡止水」大澤酒造(株)、「亀の海」(株)土屋酒造店、「金宝芙蓉」芙蓉酒造(株)、「澤乃花」伴野酒造(株)、「本菊泉」橘倉酒造(株)、「佐久の花」佐久の花酒造(株)、「井筒長」黒澤酒造(株)、「亀齢」岡崎酒造(株)、「福無量」沓掛酒造(株)、「和田龍」和田龍酒造(株)、「真田六文銭」山三酒造(株)、「秀峰喜久盛」信州銘醸(株)、「代表銘柄」蔵元名、
●木曽・松本・北安曇地区
「木曽路」(株)湯川酒造店、「七笑」七笑酒造(株)、「岩波」岩波酒造(資)、「大信州」大信州酒造(株)、「亀の世」(名)亀田屋酒造店、「笑亀」笑亀酒造(株)、「美寿々」美寿々酒造(株)、「酔園」EH酒造(株)、「白馬錦」(株)薄井商店、「北安大国」北安醸造(株)、「大雪渓」大雪渓酒造(株)、
●諏訪・伊那・飯田地区
「麗人」麗人酒造(株)、「本金」酒ぬのや本金酒造(株)、「横笛」伊東酒造(株)、「真澄」宮坂醸造(株)、「神渡」(株)豊島屋、「御湖鶴」菱友醸造(株)、「舞姫」舞姫酒造(株)、「夜明け前」(株)小野酒造店、「井の頭」漆戸醸造(株)、「信濃錦」(資)宮島酒店、「仙醸」(株)仙醸、「信濃鶴」酒造(株)長生社、「今錦」米澤酒造(株)、「喜久水」喜久水酒造(株)


お待たせリポート「秋田の酒を楽しむ会」

「秋田の酒を楽しむ会」を思い出して

今を去る3月……3ヶ月前のお話です。懐かしいですねぇ……??

神奈川県のお酒の会に続いて、秋田県の会がありました。行かれた方は思い出して、「そうだ、飲んでみよう」と思っていただければ幸せかな、と。

その後の各県酒造組合主催のお酒の会もできるだけ取材させていただいていますので(そーとー溜まってます……)、これから少しずつアップしていきます。驚かずにお待ちくださいませ。

さて、ここまで引っ張って良かったといえるなら(あ、言い訳がましい……)、当ブログでも速報しました「IWC – International Wine Challenge」で、秋田県産酒の3部門4銘柄がゴールドメダルを獲得! これって県別では最多なんです。

受賞酒は、純米吟醸・純米大吟醸の部
「純米吟醸 雪の茅舎」「秘伝山廃 雪の茅舎」((株)齋彌酒造)。吟醸・大吟醸の部「大吟醸 福小町」(ナショナル物産(株)秋田木村酒造工場)、古酒の部「山吹 ゴールド」(金紋秋田酒造(株))。

==参加26蔵==

・「新政」新政酒造(株)/・「ゆきの美人」秋田醸造(株)/・「高清水」秋田酒類製造(株)/・「銀鱗」(株)那波商店/・「一白水成」福禄寿酒造(株)/・「太平山」小玉醸造(株)/・「北鹿」株式会社北鹿/・「白瀑」山本合名会社/・「秋田誉」秋田誉酒造(株)/・「雪の茅舎」(株)斉彌酒造店/・「天寿」天寿酒造株式会社/・「飛良泉」(株)飛良泉本舗/・「千代緑」(有)奥田酒造店/・「春霞」(名)栗林酒造店/・「秀よし」(名)鈴木酒造店/・「やまとしずく」秋田清酒(株)/・「刈穂」刈穂酒造(株)/・「奥清水」(株)高橋酒造店/・「阿櫻」阿桜酒造株式会社/・「天の戸」浅舞酒造株式会社/・「大納川」備前酒造本店/・「まんさくの花」日の丸醸造株式会社/・「両関」両関酒造株式会社/・「爛漫」秋田銘醸株式会社/・「福小町」ナショナル物産(株)秋田木村酒造工場/・「一滴千両」秋田県醗酵工業(株)

 


「神奈川の酒を楽しむ夕べ」リポート

各県のカラーが楽しめる試飲会に行ってみよう!

 新酒が出揃う頃になると、試飲会の声があちこちから聞こえてきます。つい浮き足立ってしまう季節です。特に各県ごとの酒造組合が主催する会は、それぞれの県の特色が強烈に出ていて、県の名物料理なんかも出たりして、どっぷり郷土色に浸れて、楽しいですね。

県によってお酒の特色は様々です。例えば、つい先日聞いた話では、秋田のお酒は甘口、という印象ですよね。その理由は軟水の水が多いこともあるけれど、塩気のきつい漬け物や料理をアテにお酒を飲むから甘めのお酒が多かったのだそう。最近は塩分控えめになってきて、また、料理のバリエーションも増えて、辛口のお酒も料理に合うようになって、辛口、スッキリのお酒も増えてきたとか。なるほど、と思わされました。

そんなわけで、今年は、諸事情により(^^;)東京近郊になってしまいますが、各県の酒造組合が主催する試飲会をできるだけリポートしようと思います。なるべく漏らさず伺いたいと思っていますので、蔵元さんもぜひ、ご自分の県の情報など頂けるとありがたいです。

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各県の先頭を切って(のはず)、神奈川県酒造組合主催の会「神奈川の酒を楽しむ夕べ」が、2月17日に、横浜ベイシェラトン&タワーズにて行なわれるというので、さっそく行ってきました!

神奈川県の酒蔵は、相模川や酒匂川の流域に点在し、その伏流水を仕込み水としているそうです。その源を辿ると、自然豊かな丹沢山系で、日本の三大名水のひとつとのこと。
厚木市には加盟蔵すべてのお酒が買える「かながわ蔵元屋」もあります。問い合わせ先はこちら

ところで、神奈川県には、酒造組合所属の蔵元が幾つあるか、ご存知ですか?
答えは、13。多いでしょうか、少なかったでしょうか。
余談ですが、50蔵以上という県もいくつかありますから、多い方ではありませんが、実はもっと少ない県もあるのです。さて、それはどこでしょう?

定員200名が、あっという間に売り切れ。横浜という場所柄もあるのか、お客さんも蔵元さんも個性的な雰囲気が目を引きます。若いグループやカップルも多かったようで、華やかな空気でした。

~~~~~神奈川県酒造組合~~~~~
津久井町=「相模灘」久保田酒造㈱/「巌の泉」清水酒造㈱、愛川町=「蓬莱」大矢孝酒造㈱、海老名市=「いづみ橋」泉橋酒造㈱、厚木市=「盛升」黄金井酒造㈱、伊勢原市=「菊勇」吉川醸造㈱、大井町=「曾我の誉」石井醸造㈱/「箱根山」井上酒造㈱、松田町=「松美酉」中澤酒造㈱、山北町=「丹沢山」 (資)川西屋酒造店、開成町=「酒田錦」㈱瀬戸酒造店、泰野市=「白笹鼓」㈲金井酒造店、茅ヶ崎市=「天青」熊沢酒造㈱